はじめに

こんにちは、sioriです。

ルノー「 メガーヌ R.S. トロフィー」 といえば、その驚異的なパフォーマンスで知られるホットハッチの代表格です。特に「トロフィーR」バージョンは、ニュルブルクリンク北コースでFF車両として数々の最速タイムを記録しています。

メガーヌ R.S. トロフィーは、ルノーのスポーツモデルの中でも、よりコンパクトで軽快な「ルーテシア R.S.」 よりも一回り大きく、パワフルな仕様になっています。まるで兄貴分のように、力強い走りと迫力のあるボディを備えたモデルです。

今回、夫の友人からメガーヌ R.S. トロフィーを数日間お借りする機会がありました。ルーテシア R.S.トロフィーと乗り比べてみたところ、それぞれのキャラクターの違いが見えてきたので、詳しく比較してみたいと思います。

ルーテシアR.S.とメガーヌR.S.【スペック比較】

エンジン & パワートレイン

メガーヌ R.S. トロフィールーテシア R.S. トロフィー
エンジン1.8L 直列4気筒ターボ1.6L 直列4気筒ターボ
最高出力300PS / 6,000rpm220PS / 6,050rpm
最大トルク420Nm / 3,200rpm (EDC) 400Nm / 3,200rpm (MT)260Nm / 2,000rpm
トランスミッション6速MT / 6速EDC6速EDC
駆動方式前輪駆動(FF)前輪駆動(FF)

ボディサイズ & 車重

メガーヌ R.S. トロフィールーテシア R.S. トロフィー
全長 × 全幅 × 全高4,410mm × 1,875mm × 1,465mm4,105mm × 1,750mm × 1,435mm
ホイールベース2,670mm2,600mm
車両重量1,460kg (MT) / 1,480kg (EDC)1,290kg

パフォーマンス

メガーヌ R.S. トロフィールーテシア R.S. トロフィー
0-100km/h加速約5.7秒 (EDC)約6.6秒
最高速度約260km/h約235km/h

シャシー & 足回り

メガーヌ R.S. トロフィールーテシア R.S. トロフィー
サスペンション4CONTROL(4輪操舵)搭載、DASS(ダブル アクシス ストラット サスペンション)シャシートロフィー(トロフィー グレード専用サスペンション)
ブレーキBrembo製フロントディスク340mm、リアディスク290mmフロントディスク320mm、リアディスク260mm
タイヤサイズ245/35 R19205/40 R18

メガーヌ R.S. トロフィー は高いパフォーマンスと最新技術を備えたモデルで、ルーテシア R.S. トロフィー はコンパクトで俊敏な走りを楽しめるモデルと言えるのではないでしょうか。

ルーテシアR.S.とメガーヌR.S.【外観比較】

2台を並べてみると、まるで兄弟のようです。

メガーヌはワイドボディで迫力があり、ルーテシアはコンパクトでシャープな印象ですね。

どちらの車もそれぞれ魅力的です。

メガーヌの後ろ姿は、その流れるようなラインと筋肉質なフォルムで、まさに「セクシー」な魅力を放っています。

メガーヌRS 外観 リア

特に目を引くのは、ユニークなテールライトのデザインです。

メガーヌRS 外観 テールランプ

遠くから見ると一本のラインのように見えますが、実は3本の細いライトが組み合わさっています。それぞれのライトが異なる角度でカーブを描いているため、光に奥行きと立体感が生まれます。近くで見ると、その繊細なデザインの美しさがより際立ち、見る角度によって印象が変わるのも魅力です。

私はメガーヌの後ろ姿がかっこよくて、好きですね。みなさんは、どちらの外観がお好みですか?

ルーテシアR.S.とメガーヌR.S.【内装比較】

お友達の車なので内装の写真はありませんが、メガーヌの車内はスポーティーな雰囲気を持ちながらも、どこか優雅さを感じさせるデザインになっています。

ルーテシアの内装がシンプルで機能的なのに対し、メガーヌはより広々としており、重厚感や高級感が漂います。どちらもセミバケットシートを採用していますが、メガーヌのシートはよりゆったりとしており、快適に座れる印象でした。

また、メガーヌの魅力のひとつに、走行モードに応じて変化するアンビエントライトやメーターパネルのカラーがあります。特に夜間のドライブでは、ライトの色が変わることで車内の雰囲気がガラリと変わり、ドライブの楽しさをより一層引き立ててくれます。

さらに、メガーヌは高級感のある内装からは想像できないパワフルな性能を秘めており、そのギャップがメガーヌの魅力をより際立たせているのかもしれませんね。

メガーヌR.S.【走行モード】

メガーヌR.S.トロフィーは、「コンフォート」「ニュートラル」「スポーツ」「レース」「パーソナル」の5つの走行モードを選択して運転します。

今回は助手席から走行モードの違いを体験しました。

  • コンフォート:燃費を優先するモード
  • ニュートラル:いわゆるノーマルモードに相当。乗り心地や安全性などのバランスを重視したモード
  • スポーツ:スポーティーな鋭い走りになり、エンジン音もパワフルになる。足回りは硬くなる
  • レース:サーキットで走るためのモード
  • パーソナル:自分で設定できるモード

「コンフォート」と「ニュートラル」モードでは、乗り心地に大きな違いは感じられませんでした。エンジン音や足回りの硬さもどちらのモードでもほぼ同じで、日常的な運転に適した落ち着いたフィーリングです。

しかし、「スポーツ」モードに切り替えた瞬間、状況は一変。エンジン音が力強さを増し、アクセルを踏み込んで放すと、マフラーから弾けるようなバブリング音が響きます。 これがドライブの興奮を一気に高めてくれました。

ルーテシアではスポーツモードにすると吸気音が特に際立つのに対し、メガーヌでは排気音の方が強調されるのが特徴的です。この違いによって、メガーヌはより力強く、パワフルな走りを印象づけてくれます。

また、スポーツモードでは足回りが明らかに硬くなり、路面の細かな凹凸まで感じ取れるようになりますが、これこそがメガーヌのスポーティな走行性能を際立たせる要素のひとつだと思います。

さらに、ルーテシアでは段差のある道や高速走行時に跳ねるような動きが見られることがありますが、メガーヌではそれがほとんど気になりませんでした。車重が重く、ホイールベースが長いため、より安定感のある乗り心地を実現しているのではないでしょうか。

おわりに

メガーヌとルーテシアは、一見するとよく似たホットハッチですが、実際に比較してみると、それぞれの個性が見えてきました。

メガーヌは、パワフルなエンジンと高いスポーツ性能を備え、よりアグレッシブなドライビングを楽しめるモデル。 走りの迫力や安定感が魅力で、本格的なスポーツ走行を求める方にぴったりです。

一方でルーテシアは、コンパクトながらも洗練されたハンドリングと扱いやすさを兼ね備え、日常使いのしやすさを重視したモデル。 軽快な走りと機能性のバランスが取れており、街乗りからワインディングまで気軽に楽しめます。

ちなみに、メガーヌのエンジンルームはこんな感じです。

メガーヌRS エンジン

ルーテシアも配線や配管がごちゃごちゃしていますが、メガーヌも負けないほどごちゃごちゃですね。

この記事が、皆さんの車選びの参考になれば嬉しいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

メガーヌRSとルーテシアRS

参考:Renault Japon公式HP

https://www.renault.jp/car_lineup/megane_rs/gps/index.html

https://www.renault.jp/car_lineup/lutecia_rs/spec/index.html

投稿者プロフィール

siori
siori
ずっと運転練習中🔰
かっこよくポルシェを運転できるようになるのが目標です😊
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