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8ヶ月の修理期間を経て、ついに帰還!

納車当日に事故を起こしてしまい、回収されてしまったGT3RS。待てど暮らせど帰って来ない日々。

ついに修理が終わり、うちに帰ってきました!

事故から早8ヶ月。その経過を簡単にまとめます。

事故後の経過

ポルシェセンターへ入庫

事故の後、GT3RSはポルシェセンターに運んでもらいました。納車される前に保証継承の点検でお世話になっていたポルシェセンターなので、うちのGT3RSのことをよく分かっておられるだろう、とのことでそこに入庫することを決めました。送り出したGT3RSが、あっという間に無惨な姿になって帰ってくることになったポルシェセンターの方の気持ちは計り知れません・・・。

後日、手続きとお話を聞きにお店へ伺いました。

修理のこと

車は既に板金屋さんに運ばれていたので、実際に車を見ることはできませんでしたが、サービスの方に車の状況や修理のことを説明して頂きました。

  • ポルシェの修理は原状復帰が基本。もともと悪かったものを良くすることはしない。
  • 損傷の場所や程度によってポルシェジャパンまたはポルシェ(ドイツ)から修理に関する指示があり、それに従って修理する部分を決める。たとえば、タイヤ1本を損傷した場合、1本だけ交換するのか、4本全て交換するのか、といったもの。
  • 部品の在庫は少なく、特にカーボンの部品は不足している。カーボンの部品は高価なので、すぐに作れるものではなく、ある程度のオーダーが溜まってから一度に作っているので時間がかかる。
  • 車両保険で修理をする場合、ポルシェセンターと保険屋さんとのやりとりになる。

サービスの方の見立てでは、修理には数ヶ月かかるとのことです。長くても半年。しかし、しっかり直せると自信を持って言ってもらえたので、安心できました。問題は修理代がとても高額になりそうなので、どこまで保険がおりるかわからないという点です。

保険屋さんから派遣された調査員との面談

修理代が高額なので、第三者機関の調査員と運転していた夫との面談が設けられました。

電話で日時と場所を設定。私も緊張と恐怖で、どんなことを聞かれるのかネットで検索しましたが、ほとんどヒットしません。数少ない体験談を見つけましたが、長時間拘束されてレポート用紙何枚もの報告書を作られたとか。不安は増すばかり。

二人してびくびくしながら迎えた面談日。こちらが指定した近所の喫茶店で面談がおこなわれました。

面談は1時間ほどで平穏に終わりましたが、特に何か結果を知らされたりすることはありません。

ポルシェセンター

修理の進捗がわからず、もんもんとする日々

その後、ポルシェセンターからも保険屋さんからも音沙汰は無く、修理できるのかどうかさえ知らされません。こちらから連絡しないと様子がさっぱり分からないので、時々ポルシェセンターに電話して、様子を伺っていました。

  • 事故から2ヶ月:部品を揃えているところ。だんだん揃ってきているがドイツから来る部品もたくさんあるのでまだまだ揃わない。部品が揃えばそれを装着して、ボディ計測などをおこない、骨格の異常や他に修理が必要なところをみる。保険屋さんと話し合いながら進めていく。
  • 事故から4ヶ月:メインとなる部品はほとんど揃った。
  • 事故から5ヶ月:だいたいの修理が完了。ここからは板金屋さんからポルシェセンターに戻して、機能テストをする。ただし、一部の部品の納期が不明で、とりあえずもともと使っていた部品を修理して、使えそうなら使う。部品が届き次第交換することになるかもしれない。
  • 事故から6ヶ月:ちょうど車検が切れたので、車検もとってもらうことを確認。今回の修理で多数の部品を交換しているので、車検での交換部品は無さそうとのこと。
  • 事故から7ヶ月:ついに板金屋さんからポルシェセンターに戻ってくる日が決まる。納期が未定だった部品も届いた。
  • 事故から8ヶ月:修理完了!車検もOK!

GT3RSとの久しぶりの再会

GT3RS

完全復活です。

それどころか嬉しいことに、タイヤが1本パンクしてしまっていたので、4本とも新品になりました(なんと、ホイールも!)。修理額は当初の見積もりよりも高く、びっくりするほどのものに。保険に入っていてよかったと心の底から思います。

不具合も無く、延長保証にも入ることもできました。

事故の後は夫婦二人かなり落ち込みましたが、今ではすっかり笑い話になっています。

これから大切にしながら、GT3RSを楽しみたいです。私も運転できるように頑張ります!

排気音も絶好調!

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