はじめに

先日、タイカン試乗の案内がきていたので、ポルシェセンターでタイカンを試乗させて頂きました。このフェアは現在終了していますが、現在もHPからタイカンの試乗を予約できるようです。

この記事では、タイカンについての基礎知識や、実際に試乗してみてどうだったかのか、その様子をお伝えします。

ポルシェ タイカンについて

タイカンとは

タイカンとは、ポルシェが理想とするフル電動スポーツカーです。

タイカンのラインナップとスペック

タイカン

  • 最高出力:最大240kW(326ps)
  • オーバーブースト出力:最大300kW(408ps)(ローンチコントロール時)
  • 最大トルク345Nm(ローンチコントロール時)
  • 0-100km/h加速:5.4秒(ローンチコントロール時)
  • 最高速度:230km/h
  • 航続距離:354-431km

タイカン 4S

  • 最高出力:最大320kW(435ps)
  • オーバーブースト出力:最大390kW(530ps)(ローンチコントロール時)
  • 最大トルク640Nm(ローンチコントロール時)
  • 0-100km/h加速:4.0秒(ローンチコントロール時)
  • 最高速度:250km/h
  • 航続距離:374km

タイカン ターボ

  • 最高出力:最大460kW(625ps)
  • オーバーブースト出力:最大500kW(680ps)(ローンチコントロール時)
  • 最大トルク850Nm(ローンチコントロール時)
  • 0-100km/h加速:3.2秒(ローンチコントロール時)
  • 最高速度:260km/h
  • 航続距離:421km

タイカン ターボS

  • 最高出力:最大460kW(625ps)
  • オーバーブースト出力:最大560kW(761ps)(ローンチコントロール時)
  • 最大トルク1,050Nm(ローンチコントロール時)
  • 0-100km/h加速:2.8秒(ローンチコントロール時)
  • 最高速度:260km/h
  • 航続距離:400km

タイカン GTS(2021.11予約受注開始)

  • 最高出力:最大380kW(517ps)
  • オーバーブースト出力:最大440kW(598ps)(ローンチコントロール時)
  • 最大トルク850Nm(ローンチコントロール時)
  • 0-100km/h加速:3.7秒以内(ローンチコントロール時)
  • 最高速度:250km/h
  • 航続距離:504km

他にも「クロスツーリスモ」という違ったテイストのラインナップもありますが、ここでは割愛します。

ちなみにタイカンで用いられている「ターボ」とは、一般的なターボという意味はでなく高パフォーマンスのモデルに与えられるグレード名として使われています

「ターボ」に比べて「ターボS」はパワーがありますが、搭載しているバッテリー容量は同じなので、航続距離は「ターボ」の方が長くなります。
また、「4S」は「ターボ」よりバッテリー容量が15%少なくなっています。しかし、「4S」に『パフォーマンスバッテリープラス』というオプションを付けると、「ターボ」と同じ容量のバッテリーが搭載されて航続距離は426kmまで伸びます。

参考

タイカン試乗記

試乗したタイカン4Sの外観と機能

今回試乗させて頂いたのは、タイカン 4Sで、カラーはバルカノグレーメタリックです。

渋い色でかっこいいですね。

ホイールのデザインが特殊です。

部分的には開いていますが、ほとんどがふさがれています。この蓋をすることによって、空気抵抗が減るのだそうです。

タイカン 4S ホイール

フロントのトランクは81Lと小さいですが、バッグや少しの荷物なら十分入る大きさです。

991より幅と奥行きが少し狭い印象です。

タイカン 4S フロントトランク

リアのトランクは407Lと広々しています。

タイカン 4S リアトランク
参考

写真(左)が急速充電用の充電口、写真(右)が普通充電用の充電口です。

日産や三菱のディーラーでも充電できます。

電気自動車といえば、ガソリンスタンドほど充電スポットが無いので、バッテリーの減り具合が不安材料になります。

タイカンは回生ブレーキを作動させると、200km/hから停止するまで回生ブレーキを作動させた場合、最大4kmの航続距離を増やせます。日常のドライビングでは、なんと航続距離の最大3分の1まで回生だけで走ることができるそうです。

タイカンでドライブ

夫が運転、私は助手席です。キーを持って車内に入るだけで、電源が入ります。

タイカンの中に乗り込むと、そこはまるで近未来の乗り物でした。あらゆるところスクリーンが付いていて、センターのナビはグーグルアースを映すことができます。

助手席の前にもスクリーンがあり、こちらもナビを映すことができます(オプション)。

電気をすごく消費しそうですが、電池が少なくなってくると自動で消えて省エネにしてくれるのだそうです。

電気自動車は、ガソリン車のようにエンジンをかけるという概念はそもそもありません。エンジンをかける音が無いと、なにか物足りないような静かなスタートです。

アクセルを踏むと「ヒョイーーーーン」と新幹線のようなモーター音が静かに聞こえます。

とても滑らかで、普通に走ってる分にはすごく乗り心地がいいです。床下にバッテリーなどの重たいものを搭載しているので、重心が低く、安定性があり、コーナーで傾きにくくなっているそうです。

電気自動車すべてに言えることかもしれませんが、加速が独特な感覚です。音がほとんど無いので、これから加速するという感覚がつかめません。タイカンのように一瞬でスピードが出る電気自動車は、慣れるまで酔ってしまいそうですね。

運転に慣れてきた頃、「スポーツプラスモード」を試させて頂きました。車高が下がり、足回りが硬くなります。他にも「エレクトリック スポーツ サウンド(84,000円)」というオプションを付けていれば、モーター音が車内に大きく響きます。これは実際のモーター音をマイクで拾ってスピーカーから流しているそうです。運転を楽しみたいときにこの音があると、気分を盛り上げてくれますね。

他にも「レンジモード」というモードがあります。こちらは前輪だけで駆動するモード(ポルシェ史上初!)で、燃費(電費)を稼げるようです。

お店から少し離れたところまで運転させて頂き、多少のワインディングも体験することができました。夫によると、そこでの運転フィーリングは911と似ていて楽しいそうです。

参考

おわりに

タイカンは近未来の乗り物で、特に停止状態からの加速感に度肝を抜かれました、

運転手はスポーツカーのように十分に運転を楽しめそうですが、運転していない人は酔うかもしれないしれませんね。

電気自動車がどんどん増えて、タイカンを見かけることも珍しくない世の中になっていくのでしょうか。

この記事を読んでくださって、ありがとうございました。

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