※ この検証は2023年1月、前期型のモデル3で行ったものです。

冬のモデル3は、充電なしで何km走れる?

こんにちは、sioriです。

テスラのモデル3は、満充電で実際に何km走れるのでしょうか。

画面には航続可能距離が表示されますが、実際に走れる距離は気温や暖房の使用、走る道などによって変わります。

モデル3 アプリ画面
モデル3 アプリ画面

長距離ドライブに出かけるときには、表示を目安に、どのくらい余裕を持って充電を計画すればよいのか気になりますよね。

そこで今回は、冬のモデル3で、途中で充電せずにどこまで走れるか試してみました。

京都を出発し、高速道路を使わずに一般道で西へ。暖房やシートヒーターも使いながら、普段のドライブに近い条件で検証しました。

この記事では、走行距離と電池残量の変化を、道中の様子とあわせて紹介します。

テスラ モデル3

検証に使ったモデル3と走行条件

できるだけ普段のドライブに近い条件で走るため、寒さを我慢して暖房を切るようなことはせず、次の設定で検証しました。

  • モデル3の航続可能距離はカタログ値で560km(搭載バッテリー75kWh)
  • 出発時の総走行距離約12,300km
  • 高速道路は利用せず、下道のみを走行
  • 急加速、急停止は極力避けて運転
  • エアコンの設定温度は22度
  • シートヒーターは自動
  • 駐車中のセントリーモードはON

出発前に100%まで充電しましたが、暖房をつけて準備している間に電池を消費し、走り始めた時点では残量99%でした。

表示上の航続距離と、実際に走れる距離の違い

モデル3の画面に表示される航続可能距離は、一定の基準に基づいて計算された数値です。そのときの運転の仕方や、これから走る道の勾配を反映した距離ではありません。

そのため、表示が500kmだからといって、必ず500km走れるとは限りません。

今回は、実際の走行距離と電池残量に加え、画面に表示される航続可能距離がどう変わるかも記録しました。

実測結果|432km走行して電池残量11%

京都から一般道を走り、山口県岩国市まで、途中で充電せずに432km走行できました。 終了時の電池残量は11%です。

電池を使い切るまで走ったわけではないため、432kmが航続距離の限界というわけではありません。今回は残量11%の時点で検証を終え、充電することにしました。

項目結果
実際の走行距離432km
電池残量出発時99% → 終了時11%
表示上の航続可能距離出発時522km → 終了時56km
車両に表示された消費エネルギー60kWh
所要時間(休憩を含む)約14時間
モデル3 前回の充電以降

カタログ上の航続距離は560kmですが、試験条件と今回のドライブでは、気温や暖房の使用などの条件が異なります。

今回の結果は、冬に暖房を使いながら一般道を走った、一例としての実測値です。

ここからは、道中の様子とともに、走行距離や電池残量の変化を紹介します。

京都から岩国まで|走行距離と電池残量の記録

京都を出発し、兵庫、岡山、広島を経由して、山口県岩国市まで走りました。途中で道の駅や飲食店に立ち寄りながら、一般道で西へ向かうルートです。

京都を出発|電池残量99%からスタート

1月某日、朝6時過ぎに京都を出発しました。まだ日の出前で、外気温は3℃。暖房で車内を暖めてから走り始めます。

出発時の電池残量と、画面に表示された航続可能距離は次のとおりです。

項目出発時
電池残量99%
表示上の航続可能距離522km

西日本の天気予報は、おおむね晴れ。冬でも400kmくらいは走れるだろうと考え、まずは広島を目標にしました。

途中でどのくらい電池が減るのかを確認しながら、一般道を西へ進みます。

兵庫県へ|氷点下の朝を走る

外気温−2℃、約90km走って残量80%

朝7時過ぎ、ようやく日が昇りました。

朝霜

暖房やシートヒーターを使っているので、気温が上がれば電池の消費も少し落ち着くかな、と期待していました。

ところが、川沿いの道では霧が濃く、外気温は出発時の3℃からさらに低下。7時ごろには氷点下となり、8時を過ぎても−2℃でした。

加古川市に到達した時点で、約90kmを走行。電池残量は80%になっていました。

項目8時ごろ・加古川市
走行距離約90km
電池残量80%
表示上の航続可能距離419km

瀬戸内海を望む「道の駅みつ」で最初の休憩

9時ごろ、兵庫県たつの市の「道の駅みつ」に到着。ここで最初の休憩をとりました。

道の駅 みつ

この頃にはすっかり晴れて、外気温も7℃まで上昇。瀬戸内海を一望できる駐車場には、旧車が何台も集まっていました。

開店直後の直売所も、多くのお客さんで賑わっていました。海の幸や新鮮な野菜、果物が並んでいて、見ているとゆっくり買い物をしたくなります。

今回は先へ進みますが、また時間をとって訪れたい場所ですね。

岡山県へ|約230km走って電池残量は半分に

「日本一のだがし売場」で寄り道

10時過ぎに岡山県へ入り、瀬戸内市にある「日本一のだがし売場」に立ち寄りました。

日本一のだがし売場

懐かしい駄菓子を見ていると、ついあれもこれもと手が伸びます。袋いっぱいに買い込んで、この先のドライブのお供にしました。

倉敷で電池残量51%|気温は11℃に上昇

12時前、倉敷市を走る頃には、外気温が11℃まで上がりました。

日差しも暖かく、自動設定のシートヒーターは作動していませんでした。

京都からの走行距離は約230km。ここで電池残量が51%となり、出発時からほぼ半分を消費したことになります。

項目12時前・倉敷市
走行距離約230km
電池残量51%
表示上の航続可能距離270km

画面上では、まだ270km走れる計算です。当初の目標である広島を目指して、引き続き西へ進みます。

広島県へ|尾道・三原で休憩しながら西へ

「尾道ラーメン たに」で遅めのお昼ごはん

広島県に入り、尾道でお昼休憩をとりました。せっかくなので尾道ラーメンを食べようと、駅前の「尾道ラーメン たに」へ。

尾道ラーメン たに

14時を過ぎていましたが、店内は満席で、少し待ってから入店しました。

尾道ラーメンを食べるのは今回が初めてです。

尾道ラーメン たに

見た目ほど脂っこくなくて、とってもおいしかったです!

項目15時・尾道出発時
走行距離約280km
電池残量39%
表示上の航続可能距離205km

「道の駅みはら神明の里」でクリームパン休憩

15時半ごろ、三原市にある「道の駅みはら神明の里」に立ち寄りました。

ここでは、三原でおなじみの「八天堂」のクリームパンをいただきながら、車内で1時間ほど休憩です。

道の駅 神明の里 八天堂

16時半に道の駅を出発し、再び西へ向かいます。

目標の広島市に到着|約370km走って残量24%

17時半ごろ、ようやく広島市に入りました。日が暮れるにつれて、外気温も下がっていきました。

高速道路からの夕陽

京都からの走行距離は約370kmで、電池残量は24%です。

項目17時半ごろ・広島市
走行距離約370km
電池残量24%
表示上の航続可能距離126km

まずは目標にしていた広島市まで、途中で充電せずに到達できました。

まだ電池に余裕がありそうだったので、残量を確認しながら、もう少し先の山口県を目指すことにしました。

山口県へ|432km走った岩国で検証終了

残量20%未満でセントリーモードが使用不可に

19時ごろ、山口県に到達しました。京都から約425kmを走り、電池残量は14%です。

項目19時ごろ・山口県
走行距離約425km
電池残量14%
表示上の航続可能距離74km

当初の目標だった広島を越えて、山口県まで来ることができました。

この日は岩国市に泊まり、翌日も充電せずに走ってみようと考えていました。しかし、なんと電池残量が20%を下回ったことで、セントリーモードが使えなくなっていました。

セントリーモード使用不可

セントリーモードは、駐車中に車両周辺の不審な動きを検知し、録画などを行う機能です。

ホテルの屋外駐車場で一晩過ごす予定だったので、この機能が使えないのは少し気になります。

さらに、画面には充電を促すメッセージも表示されるようになりました。

モデル3 バッテリー残量低下

岩国で充電へ|電池残量11%で検証を終える

翌日に持ち越すことも考えましたが、駐車中の安心と残りの電池を考え、岩国市で検証を終えて充電することにしました。

20時15分、終了時の記録は次のとおりです。

項目検証終了時
走行距離432km
所要時間(休憩を含む)約14時間
電池残量11%
表示上の航続可能距離56km

電池はまだ11%残っていましたが、今回はここで終了です。このあと、近くの充電スポットへ向かいました。

EVsmartで岩国の充電スポットを探す

検証を終えたところで、スマホアプリ「EVsmart」を使い、近くの充電スポットを探しました。

見つけたのは、ショッピングセンターの「フレスタモール」。当時は、買い物をすると44kWの急速充電器を無料で利用でき、時間制限なしで電池残量80%まで充電できるという案内でした。

(※充電設備や利用条件は、2023年1月の訪問時のものです。利用する際は、最新の情報をご確認ください。)

テスラ モデル3 充電ポート

到着時は2台とも使用中でしたが、ほどなく空き、無事に充電できました。ひと安心です。

充電器画面

長距離ドライブに役立つ電池残量の予測と確認方法

長距離ドライブでは、画面に表示される航続可能距離に加えて、目的地に着いたときに電池がどのくらい残るかも確認しておくと、充電の計画を立てやすくなります。

モデル3では、ナビに目的地を設定すると、ルートの勾配などを考慮した到着時の予測電池残量が表示されます。ただ「あと何km走れるか」だけを見るよりも、目的地や充電スポットまでの余裕を把握しやすいです。

また、車内の「エネルギーアプリ」では、走行や空調などに使った電力の内訳を確認できます。

エネルギー消費グラフ

暖房がどのくらい電池を消費しているのか、予測より消費が多かったのはなぜかを振り返るのにも役立ちます。

※画面や機能の説明は、検証当時のものです。ソフトウェアのバージョンによって表示が異なる場合があります。

冬の航続距離を実測してわかったこと

今回の検証では、冬のモデル3で京都から山口県岩国市まで、途中で充電せずに432km走行できました。

電池残量は、出発時の99%から11%まで減りました。

残量から単純に計算すると、100%分では約490kmに相当します。ただし、これは今回の電池消費をもとにした推定値で、実際に電池を使い切るまで走って確認した距離ではありません。

暖房やシートヒーターを使いながら、当初の目標だった広島を越えて走れたのは、うれしい結果でしたね。

一方で、残量が少なくなると、あと何km走れるかだけでなく、充電場所の空きや駐車中に使える機能も気になってきます。長距離ドライブでは、余裕を持って充電を計画しておくと安心ですね。

今回は冬の一般道での検証でしたが、高速道路を走る場合や、季節が変われば結果も違ってくるはずです。

これからも、いろいろな条件でモデル3の航続距離を試してみたいと思います。

それでは、最後まで読んでくださって、ありがとうございました!

投稿者プロフィール

siori
siori
北海道に移住して、ドライブや車中泊を楽しんでいます。車と過ごす日々やDIY、立ち寄ってよかった場所など、実体験をもとに紹介しています。

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