はじめに

こんにちは、sioriです。

ポルシェ911カレラ4S(996)は、四駆で安定感が抜群なので、どんな天候でもどんな道でも安心です。

そして、ずっと座っていても全く疲れないので、長距離のドライブ旅行は996で出かけることが多いですね。

今年のGWには、中国地方と四国をまわり、5日間約2,000km走りっぱなしでも大きなトラブルもなく完走してくれました。

996

その後も調子良く走ってくれていましたが、夏になると、数週間乗っていないとエンジンがかからない。なんてことがありました。しかし、エンジンがかかってしまえば、いつも通り快調に走ってくれていたので、それほど気にしていませんでした。

この記事では、オルタネーターが故障したときの詳細と、修理について紹介しています。

故障は旅行中に…

8月の連休になり、北陸・甲信越地方をドライブ旅行することにしました。

そろそろバッテリー交換の時期でもあったので、旅行から帰ってきたらバッテリー交換しよう、なんて話していましたね。

この旅行は、ちょうど台風が近づいているときでした。

私たち夫婦の旅行は、たいてい思い付きで行き先を決めて、宿も当日に探すような行き当たりばったりです。台風の進路を見ながら、まずは石川県へ向かい、日本海を眺めながら能登半島をぐるりと巡りました。

そして、次は黒部ダムに行きたいなーと、長野県へ向かうことにしました。その道中で、ついにそのときがやってきました。

警告からレッカーまで

突然の警告画面

 長野県に向かって富山県の高速道路を走っていると、突然のアラート音と共に、メーター画面に「 Warning battery / generator 」の表示が出ました

バッテリーの表示を見ると、電圧が12V付近まで下がっています。

このままだと止まってしまう…。富山市を抜けて、これからどんどん山の中へ入っていくところでした。

もしこのまま車が走れなくなるとしたら、山の中より街中の方がいい、と高速道路からおりて市街地を目指すことにしました。

じりじりと下がっていく電圧のカウントダウンを見ながら、いつ停まるのだろう、その後どうなるのだろう、とヒヤヒヤ。

少しでも省エネにしようと、エアコンを消していたのでジメジメ暑さの中、雨のため窓も大きく開けられず、かなりきつい時間でした。

警告から30km走行

警告が表示されてから、なんと約30kmも走ってくれました。そのおかげで、どうにか富山市内に戻ってくることができました。

富山市から、さらに高岡市を目指している道中、バッテリーの電圧は11Vを示し、再びアラート音が鳴りました。

「 PSM failure 」「 ABS failure 」!?

バッテリー低下による誤警告がどんどん出始めます。これはもうダメです。

と同時に、道沿いにパーキングの表示が見えました。

そこへ吸い込まれるように避難して停車すると、その後セルは回らなくなりました。

レッカー車へ

保険屋さんに連絡して、レッカー車の手配をしてもらいました。

富山市内だったので、連絡してから数十分でレッカー車が到着しました。山奥だったら、きっともっと待つことになったでしょう。

この時期は、ちょうど長距離レッカーの予定が立て込んでいて、関西まですぐに運べないとのことでしたので、しばらく996だけ富山に取り残されることになってしまいました。

996

しっかりとレッカー車に載せてもらったところで、お別れです。

故障箇所と修理の詳細

故障はオルタネーター

翌日には修理していただくお店と連絡がとれて、関西まで運んでもらう段取りが整いました。

無事にお店に運び込まれると、すぐに故障箇所の修理に取り掛かってもらいました。

故障していたところはオルタネーターでした

オルタネーターにはレギュレーター(発電した電圧を規定の電圧まで下げる部品)とレクチファイヤ(交流と直流を変換する部品)という部品が入っています。

オルタネーターのレギュレーターとレクチファイヤ

特に今回の故障はレクチファイヤの方。この中に入っているダイオードという部品が壊れていたようです

レクチファイヤ

修理の方法と費用

今回は部品が見付かったということで、内部部品のみの交換で済みました。

オルタネーターまるごと交換になっていたら、30万円くらいかかるそうです。

  • アッセンブリー交換(オルタネーターまるごと交換):20 〜 30万円
  • 内部部品のみ交換:約8万5千円(工賃込み)

給油口の蓋の不具合を修理

以前から給油口の蓋部分を押しても、ロックがかかって開かないことがあった(給油口側のドアの内側からワイヤーを引っ張って手動でロックを解除していた)ので、こちらも修理してもらうことにしました。

ロックモーターが壊れていたそうです。こちらも交換していただきました。

ロックモーター

費用は約1万7千円(工賃込み)でした。

おわりに

バッテリーもオイルも交換してもらって、完全復活して帰ってきました!

996

次は996と一緒にどこ行こうかな。

この記事を読んでくださって、ありがとうございました。

投稿者プロフィール

siori
siori
ずっと運転練習中🔰
かっこよくポルシェを運転できるようになるのが目標です😊
詳しい自己紹介はこちら

オルタネーター故障修理|ポルシェ911カレラ4S(996型後期)” に対して2件のコメントがあります。

  1. ひろぽん∞☆ より:

    まいどです~☺️
    大変でしたね😱😓
    オルタネータは、空冷ポルシェでも、よくダメになりますわー。
    ブラシが磨耗して、発電しなくなりますが、まぁ、消耗品ですね。
    どちらで、メンテされてるんでしたっけ??

    1. siori siori より:

      ひろぽんさん
      コメントありがとうございます。
      そうなんですね。私は今回の件で初めてオルタネータの存在を知りました😂
      996は頑固親父のいる某ショップでお世話になっています。

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