※この記事は、2022年11月の試乗時点の情報をもとにしています。掲載しているグレード・装備・価格・補助金・販売状況などは、現在とは異なる場合があります。

はじめに

こんにちは、sioriです。

フォルクスワーゲンの電気自動車「ID.4」が日本でも発売されたと聞き、さっそく試乗に行ってきました。

半年ほど前に夫がゴルフを購入し、私も助手席に乗る機会が増えました。乗るたびに快適さや安心感があって、万人受けする良い車だなと感じています。

そんなフォルクスワーゲンが作る電気自動車は、どんな車なのでしょうか。

今回は、発売直後の週末にディーラーを訪れ、「ID.4 Pro Launch Edition」に試乗させていただきました。運転は夫、私は助手席です。

この記事では、外観や内装で気になったところ、夫が運転して感じたこと、私が助手席で感じた乗り心地を紹介します。2つのグレードの違いや、いただいた見積もりについてもまとめました。

「 ID.4 」はどんな車?

電気自動車「 ID. 」シリーズのためだけに開発されたプラットフォーム

ID.4は、フォルクスワーゲンの電気自動車専用プラットフォーム「MEB」を使ったSUVです。

エンジン車をベースに電動化したものではなく、電気自動車として設計されています。今回日本で発売されたモデルは、後ろにモーターを搭載し、後輪を駆動するタイプです。

日本導入時のグレードは2種類

今回発売されたのは、「Pro Launch Edition」と「Lite Launch Edition」の2種類です。

大きな違いは、バッテリー容量、航続距離、装備です。

項目Pro Launch EditionLite Launch Edition
バッテリー容量77kWh52kWh
一充電走行距離(WLTCモード)561km388km

長距離の移動が多いなら、バッテリー容量に余裕のあるProが良さそうです。一方、普段の移動距離や充電環境によっては、Liteも候補になりそうですね。

充電にかかる時間について

カタログに掲載されている充電時間の目安は、次のとおりです。

充電方法Pro Launch EditionLite Launch Edition
90kW急速充電・80%まで約39分約37分
50kW急速充電・80%まで約62分約44分
6kW普通充電・満充電まで約13時間約9時間

充電時間は、充電開始時の残量やバッテリー温度、充電器の出力などによって変わります。

自宅で充電できるなら、帰宅後につないでおき、翌日の移動に備える使い方ができそうです。

ただ、Proを空に近い状態から満充電にするには時間がかかるので、毎日の走行距離に対してどのくらい充電するかを考える必要があります。

発売直後のディーラーで聞いた話

私たちが訪れたのは、ID.4が日本で発売されて最初の週末です。

試乗車はPro Launch Editionでした。試乗できる店舗は限られているため、出かける前に展示車・試乗車の有無を確認しておくとよさそうです。

Liteはすでに在庫がないとのこと

スタッフの方によると、ID.4は店舗ごとに在庫を持つ形ではなく、メーカー在庫から案内する仕組みだそうです。

訪問時点では、Lite Launch Editionの在庫はすでになく、Pro Launch Editionも残りは20台程度と聞きました。

発売からまだ数日なのに、もうそんな状況なのかと驚きました。

次のモデルの発売時期は未定

Launch Editionが完売した後は、2023年モデルの案内になるとのことでした。

ただ、発売時期や詳しい装備は、まだ決まっていないそうです。

海外仕様にある四輪駆動や赤いボディカラーについても聞きましたが、この時点では日本への導入予定はないとの説明でした。赤いID.4もかっこいいので、少し残念です。

ID.4 Aurora Red Metallic

※販売状況や今後の導入予定は、訪問時に伺った内容です。

外観|落ち着いたブルーと、立体的なテールランプ

試乗車は、濃いブルーのボディカラーでした。

ID.4 外装

SUVらしい力強さがありながら、全体の形はすっきりしています。

大きく見えますが、試乗したProのボディサイズは、全長4,585mm、全幅1,850mm、全高1,640mmです。

ID.4 外装

私が特に気になったのが、立体感のあるテールランプです。

近くで見ると奥行きのある造形になっていて、眺める角度によって印象が変わります。こうした細かな面白さがあるのがいいですね。

ID.4 外装

内装|すっきりした見た目と、使いやすそうな収納

車内は、グレーと茶色を組み合わせた、落ち着いた雰囲気でした。

大きな画面と少なめのスイッチで、全体的にすっきりしています。居心地のよさを感じる内装です。

ID.4 内装

シートの座り心地がちょうどいい

シートは、硬すぎず、柔らかすぎず、ほどよく体を支えてくれます。

電動で位置や背もたれの角度を調整できるので、自分に合う姿勢を見つけやすかったです。短い試乗ですが、長く座っていても快適そうだと感じました。

思いがけず気に入ったマッサージ機能

不意にマッサージのボタンを押してしまい、シートが動き始めてびっくりしました。

ID.4 内装

背中や腰をゆっくり押してくれる感覚で、強さもちょうどよく、これはとっても気持ちいいです。

センターコンソールの収納が便利そう

センターコンソールには、仕切りの位置を変えて使える収納スペースがあります。

ID.4 内装

置きたい物に合わせて調整でき、スライド式のカバーを閉めれば、中身を隠せるのも便利そうです。閉じると見た目もすっきりします。

ガラスルーフで後席にも開放感

大きなガラスルーフも印象的でした。

電動サンシェードを開けると、車内が明るくなり、後部座席でも開放感があります。

後席の足元は中央の盛り上がりがなく、足を置きやすい形です。後ろに乗る人の使いやすさも考えられているように感じました。

夫の試乗感想|EVらしい滑らかさと、扱いやすさ

ここからは、実際に運転した夫の感想です。

今回は街中での短時間の試乗なので、高速道路や長距離での乗り味は確認できていません。

視界とメーターの見やすさは好印象

運転席は目線が高く、前方を見渡しやすかったそうです。ドアミラーも大きく、周囲を確認しやすいと話していました。

運転席前のメーター画面は小ぶりですが、速度や航続可能距離など、必要な情報は見やすかったとのこと。

中央の大きな画面も、視界を遮って邪魔になるような印象はなかったそうです。

発進が滑らかで、車重を感じにくい

信号待ちからの発進では、軽くアクセルを踏むだけで、すっと加速したそうです。

約2tある車体の重さを感じにくく、街中ではストレスのない動きだったとのこと。この滑らかさには、電気自動車らしさを感じたようです。

ブレーキでは重さを意識する場面も

ブレーキについては、通常の走行では十分な効きと感じた一方、停止位置までの距離が短くなった場面では、予想より踏み増す必要があったそうです。

発進時には重さを感じにくくても、減速するときには車重を意識したとのことでした。

短い試乗での感覚なので、慣れによる違いもありそうですね。

柔らかめでも、路面の様子がわかる足回り

乗り味は柔らかめですが、ふわふわしすぎる感じではなく、路面から適度な感触が伝わってきたそうです。

夫のまとめは、「電気自動車だから特別というより、車としてよくまとまっていて運転しやすい」というものでした。

ID.4 内装

助手席の感想|とっても快適!

運転の感触をいろいろ確かめていた夫に対して、助手席の私は、快適に過ごしていました。

シートの座り心地や落ち着いた内装、ガラスルーフの開放感など、移動時間を気持ちよく過ごせそうなところが気に入りました。

普段乗っているゴルフにも、全体的なまとまりのよさを感じていますが、ID.4にも通じる安心感があるように思います。

今回は短時間なので、長距離での疲れ方や後席での乗り心地まではわかりません。それでも、日常の移動に使ってみたくなる車でした。

ProとLiteは、装備の違いも確認したい

バッテリーだけでなく、快適装備にも違いがあります。

購入を考えるなら、航続距離に加えて、欲しい装備がどちらに付いているかも確認したいところです。

装備Pro Launch EditionLite Launch Edition
エアコンの温度調整前席左右・後席の3ゾーン前席左右の2ゾーン
前席パワーシートありなし
前席シートヒーターありあり
シートマッサージありなし
パノラマガラスルーフありなし
テールゲート電動手動

私が気に入ったマッサージ機能やガラスルーフは、Proの装備です。

Liteの価格も魅力ですが、試乗車で快適だった装備がすべて同じように付くわけではありません。運転支援機能なども含めて、注文する仕様の装備表を確認して選びたいですね。

ID.4の見積もりをいただきました

今回いただいた見積もりは、次のとおりです。

項目Pro Launch EditionLite Launch Edition
諸費用などを含む見積総額6,977,360円5,611,360円
CEV補助金65万円を差し引いた場合6,327,360円4,961,360円

これは、今回の条件で作成していただいた見積もりです。オプションや登録条件などによって総額は変わります。

また、補助金は適用条件を満たした場合の計算で、見積総額からその場で値引きされるものではありません。申請方法や交付条件も合わせて確認する必要があります。

補助金を差し引いた計算では、Liteは500万円を下回ります。

電気自動車というだけで高いと思っていましたが、ほかの輸入車と比べながら検討できそうな価格に感じました。

発売時の購入サポートも案内されました

Launch Editionには、2023年6月末までの成約を対象とするサポートの案内もありました。

  • 家庭用充電器の設置費用を10万円サポート
  • e-Mobility Powerの対象充電スポットで、毎月90分までの充電を1年間無料
  • VW正規ディーラーの対象急速充電器で、毎月60分までの充電を1年間無料

自宅に充電設備を用意する場合、設置費用のサポートは気になるところです。

利用できる設備や費用の対象範囲など、詳しい条件は購入時に確認したいと思います。

おわりに

ID.4に試乗して、電気自動車も次の車選びの候補になるかもしれないと感じました。

夫には、滑らかな発進や運転のしやすさが好印象だったようです。私は助手席での快適さや、シート、収納、ガラスルーフなど、車内で過ごす時間を大切にした装備が気に入りました。

一方、今回の試乗では、実際の電費や充電時間、長距離での使い勝手までは確認できていません。購入するなら、自宅の充電環境や普段の移動距離も合わせて考える必要があります。

特別な乗り物として構えるより、普段使う車として自然に検討したくなるような印象のID.4ですね。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

投稿者プロフィール

siori
siori
北海道に移住して、ドライブや車中泊を楽しんでいます。車と過ごす日々やDIY、立ち寄ってよかった場所など、実体験をもとに紹介しています。

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