はじめに
こんにちは、sioriです。
4月末からのゴールデンウィークを利用して、夫と一緒に九州一周ドライブ旅行に行ってきました!
旅行といえば「一周」をするのが大好きな私たちは、これまでにも四国一周や北海道一周を楽しんできました。今回一周するのは九州です。九州をぐるっと一周して、九州の魅力を効率良く、思う存分に味わおうという計画を立てました。
今回の九州一周旅行のハイライトは、こちらの記事をご覧ください。
あらかじめ大まかなルートは決めておきましたが、宿泊地や細かいルートは、その時の気分や旅の流れで柔軟に変更できるようにしました。思わぬトラブルで、宿までたどり着けない…なんてこともあるかもしれませんし。GW中の当日の宿探しは、いつもかなり苦戦しますが、それもまたスリルがあって楽しいものです。
実際に走ったルートと旅程はこんな感じです。新門司港をスタートして、時計回りに一周します。
- 1日目:兵庫県 神戸 → フェリー乗船
- 2日目:福岡県 北九州着 → 大分県 湯布 → 熊本県 阿蘇 → 大分市泊
- 3日目:大分 → 宮崎県 高千穂 → 日向 → 宮崎市 → 日南泊
- 4日目:日南 → 串間 → 鹿児島県 肝属 → 垂水泊
- 5日目:垂水 → 鹿児島市 → 桜島フェリー乗船 → 指宿 → 枕崎 → いちき串木野泊
- 6日目:いちき串木野 → 出水 → 蔵之元フェリー乗船 → 熊本県 天草 → 宇城泊
- 7日目:宇城 → 熊本市 → 熊本フェリー乗船 → 長崎県 島原 → 長崎市 → 諫早泊
- 8日目:諫早 → 長崎 → 佐世保 → 平戸 → 佐賀県 玄海 → 福岡泊(九州一周達成!)
- 9日目:福岡 → 山口県 下関 → 島根 県出雲泊
- 10日目:出雲 → 鳥取県 大山 → 関西着
この記事では、1日目から3日目までに実際に通ったルートや訪れた場所、絶景ポイント、グルメなどを紹介します。
これから九州ドライブを計画している方、または九州旅行に興味のある方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
1日目:兵庫県 神戸 → 福岡県 北九州
20時00分、神戸港から阪九フェリー「やまと」に乗り込み、九州一周旅行の幕開けです!
フェリーの旅では、自分たちの車も一緒に運んでくれるだけでなく、普段味わえない非日常な時間を過ごせます。阪九フェリー乗船記はこちらをご覧くださいね。
今回の旅行は、出発前日に納車されたばかりのポルシェGT4RSで巡ります。慣らし運転を兼ねているので、何かトラブルが起きないかドキドキです。
神戸を離れ、少しずつ見えなくなる街の光を背に、翌日の九州上陸に心を踊らせながら船旅を楽しみました。
2日目:福岡県 北九州 → 大分県 湯布 → 熊本県 阿蘇 → 大分市
8時30分、新門司港に到着しました。九州に上陸です!
2日目に実際に通ったルートは、こんな感じです。
九州在住のお友達と合流する予定をしていたので、東九州自動車道を利用して湯布院を目指します。
初めて走る九州の道にわくわくしていましたが、残念なことに濃霧に包まれて、景色はほとんど見えませんでした。霧の中、全く知らない道を走るという、いきなりスリリングな体験でした。
「Pizzeria 櫟の丘」
九州に上陸してから、2時間ほど走って到着したのは、湯布院エリアで大人気のお店「Pizzeria 櫟の丘」です。
開店前にも関わらず、既にたくさんの人が開店を待っていました。
お友達が開店のずっと前から名前を書いて待っていてくれたおかげで、私たちは開店と同時にスムーズに入店することができました。
曇り空だったのがかなり残念でしたが、それでもテラス席からの眺めは素晴らしかったです。
石窯で焼かれた本格的なピザは、外はカリッと、内側はモチッとしていて、とってもおいしかったです!
由布岳や湯布院の街並みを一望しながら美味しい食事、まさに贅沢なひと時でした。
ランチを満喫した後は、お友達の案内で絶景スポットを巡るドライブに出かけました。
やまなみハイウェイ長者原道標
お友達の青いポルシェ 718 スパイダーとともに走ってやって来たのは、やまなみハイウェイです。
やまなみハイウェイは、阿蘇山やくじゅう連山を間近に望むことができる、全長約52kmのドライブコースです。九州の大自然を感じられる絶好の道で、雄大な山を見ながら走るのは、まさに最高でした!
そんなやまなみハイウェイに位置する「長者原道標(ちょうじゃばるみちしるべ)」は、ドライブやツーリングをする人々にとっては絶好のフォトスポットになっています。この場所は、くじゅう連山を背景に車やバイクと一緒に写真撮影できる場所として人気らしいです。
残念なお天気のせいか、私たちが訪れた時には他に誰もいませんでしたが、タイミングによっては写真撮影のために順番待ちが必要になることもあるようです。
あいにくの曇り空で山々ははっきり見えなかったものの、どこまでも広がる緑の中を走るのは、とっても気持ちよかったです!
大観峰
次に訪れた「大観峰(だいかんぼう)」は、阿蘇五岳を一望できる展望スポットです。
標高935mに位置する大観峰からは、360度のパノラマビューを楽しむことができます。どこを見渡しても広がる壮大な景色に圧倒されました。
大観峰は、四季折々の美しい風景が魅力的で、春の新緑、夏の青々とした草原、秋の紅葉、そして冬の雪景色などが楽しめます。どの季節に訪れても、まるで絵画のような景色が迎えてくれそうです。
やまなみハイウェイやミルクロードを通ってアクセスでき、車窓からも美しい景色を楽しむことができる大観峰は、阿蘇周辺のドライブコースの中でも特に人気のあるスポットです。九州に住む人が、たびたび訪れたい場所だというのも納得です。もし、私がこの先九州に住むことがあれば、毎週のように訪れたくなりそう…。
さらに、早朝に訪れると、阿蘇五岳から昇る朝日や、カルデラの中に広がる雲海が見られることもあるそうです。これを見るために、朝早くから多くの人が大観峰を目指すというのも頷けます。
草千里ヶ浜
お友達とお別れして向かったのは、「草千里ヶ浜(くさせんりがはま)」です。
草千里ヶ浜は、阿蘇山の火口原に広がる広大な草原です。この草原は、かつて阿蘇山の噴火によってできたカルデラの一部であり、火山活動の歴史を感じさせてくれる場所です。
しかし、この日はあいにくのお天気。残念なことに、小雨が降り、霧も広がっていました。晴れていれば、阿蘇山の雄大な山々を間近に望むことができる絶景スポットなのですが、今回はその姿を拝むことはできませんでした。
草千里ヶ浜では、春から秋にかけて馬が放牧されており、馬に乗って草原を散策できる乗馬体験もできます。
次第に本格的に雨が降り始めてしまい、名残惜しいですが早々に退散しました。
あか牛丼
この日の夕食は、「よかよか亭 坂梨本店」 で熊本名物のあか牛をいただきました。
熊本のあか牛は、和牛の中でも「褐毛(あかげ)和種」という品種で、阿蘇山麓の広大な草原で放牧され、ストレスフリーな環境でのびのびと育てられています。そのため、健康的で質の良いお肉になるんだとか。
ベーシックなあか牛丼をいただきました。
しっかりとした歯ごたえがありながらも、柔らかくて噛むたびにお肉の旨みが広がります。脂っこさが少なく、さっぱりとしているので、重たさを感じることなく最後まで美味しくいただきました。
食事を終えたら、2時間ほどドライブして、大分市内に宿泊しました。
3日目:大分 → 宮崎県 高千穂 → 日向 → 宮崎市 → 日南
3日目に実際に通ったルートは、こんな感じです。
高千穂
3日目の朝、大分市を出発して目指したのは、一生に一度は訪れたいとずっと思っていた憧れの地「高千穂峡」です。
しかし、この日は連休中の日曜日なので、大混雑なのは間違いなし。奇跡的に人が少なかったら…という淡い期待を抱きながら向かいました。
高千穂峡へ向かう途中、まずは「道の駅 高千穂」に立ち寄りました。こちらの道の駅は、天岩戸開きの神話の町である高千穂の中心に位置しており、神話に登場する神様「天細女命(あめのうずめのみこと)」と「天手力男命(あめのたぢからおのみこと)」の巨大なモニュメントが特徴的です。
夜に見たらかなり怖そうですね。
道の駅内のレストランで昼食をいただきました。宮崎名物のチキン南蛮定食です。
びっくりするほど柔らかいチキンに、甘酢風のタレとたっぷりのタルタルソースが絡んで、とってもおいしかったです!
11時半頃に入店したときは、まだ空席があったのですが、食べ終えて店を出る頃には、お店の外まで行列ができるほどの盛況ぶりでした。タイミングよく入れて良かったです。
そして、いよいよ高千穂峡へ…と出発しましたが、予想通りの大混雑。駐車場はどこも満車で、さすがに断念するしかありません。また改めて訪れることに決め、潔く次の目的地へと向かうことにしました。次回は、もっと人の少ない時期に訪れたいと思います。
クルスの海展望台
高千穂を後にして、約1時間半ほど走って到着したのは、なんとも眺めの良いクルスの海展望台です。
遠くまで見渡せるパノラマビューが広がり、晴れていればもっと綺麗な青い空と青い海を眺めることができそうです。
「クルス」という名前は、「クロス(十字)」から由来しています。海岸の岩場が自然に十字の形をしていることからその名前が付きました。この十字の形が見えるポイントが、クルスの海展望台です。展望台から海を見下ろすと、岩が海に向かって伸び、十字の形を描いているのがわかります。
さらに、この十字の形は、上空から見ると「叶」という漢字に見えるそうです(展望台からはよく分かりませんでしたが)。十字(クロス)と「叶う」を掛け合わせて、「願いが叶う」という意味合いを持つパワースポットとしても知られています。
駐車場も整備されているので、ドライブ中にふらっと立ち寄るのにも良いですね。
再び車を走らせ、海岸沿いを南下して次の目的地である日南市を目指して南下していきます。
珈琲専門店 ウルワシ
日南市を目指す途中、15時のコーヒー休憩に立ち寄ったのは、宮崎市にある「珈琲専門店 ウルワシ 一ツ葉店」です。
普段は順番待ちが必須の人気店のようですが、この日はまたしてもラッキーなことに、すぐに入ることができました。レトロで落ち着いた雰囲気の店内では、まるで時間がゆっくり流れているかのように、ゆったりとした時間を過ごせます。
たくさんの魅力的なメニューの中から、私はブルーベリーパフェを選びました。ブルーベリーの爽やかな酸味とアイスやクリームの甘さのバランスが絶妙で、最後まで飽きることなく楽しめました。
ただ、一つだけ難点を挙げるとすれば駐車場です。お店の駐車場に乗り入れる際には、縁石やスロープ、街路樹、電柱など、数々の障害物があり、駐車の難易度は高めです。なんとか(夫が)無事に擦らずに駐車できましたが、今回の旅行中で一、二を争う難所でしたね。
富土のトトロ
休憩を終えて向かったのは、日南市にある「富土(ふと)のトトロ」です。前述のお友達が教えてくれました。
到着すると、目に飛び込んできたのは、とってもかわいい手作りのトトロたち!
個人で制作されたとは思えないほどのクオリティです。トトロ好きのお母さんの夢を叶えるために、娘さんが作られたとのことで、その話を聞くだけで胸が温かくなりますね。
こちらの敷地は個人宅と事務所ですが、今では観光スポットになっています。ルールを守れば、敷地内での撮影やSNSへの投稿もOKのようです。
大切な人を思う気持ちが形になったトトロたちに、とっても癒されました!
宮崎牛
3日目は、日南市のホテルに宿泊です。
宿泊した日は「みやざき春旅キャンペーン」が適用されて、クーポンをもらえることになっていました。このクーポンを使って、ホテルのレストランで夕食を食べることにしました。
メインは宮崎牛の炭火焼です。
甘くてとろけるような柔らかさの宮崎牛は、まさに絶品でした。とってもおいしかったです!
こんな贅沢な宮崎牛の炭火焼は、クーポンを使ってほぼ無料でいただくことができました。
おわりに
憧れだった高千穂峡には次回のお楽しみとして残りましたが、阿蘇やクルスの海、富土のトトロなど、九州ならではの美しい景色にたくさん触れることができました。
しかし、まだまだ旅は続きます。4日目以降の旅行記もまた見に来てくださいね!
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
投稿者プロフィール
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運転練習中のペーパードライバー🔰
いつかかっこよくポルシェを運転したい!
詳しい自己紹介はこちら。
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