はじめに
こんにちは、sioriです。北海道民になって、早2か月。まだまだ春はやって来そうにありません。北海道の冬は長いですね。
北海道のように雪の多い地域では、融雪剤、雪、水分、泥など、車を錆びさせてしまう環境が揃っています。気を付けて洗車をしていても下回りは見えにくいため、気づかないうちにサビが進行してしまうこともあるようです。
そこで今回、徹底的に下回りを洗浄できる「シャーシクリーナー」を購入してみました。
この記事では、
- 車がサビる原因とその影響
- サビを防ぐための対策
- シャーシクリーナーの使い方や実際に使った感想
について紹介していきます。
冬の雪道を走る人、海沿いに住んでいる人、車のサビが気になる人は、ぜひ参考にしてくださいね!
車がサビる原因
車のサビは、主に鉄と水と酸素の化学反応(酸化)によって発生します。
そして、次のような要因が、車がサビるのを加速させてしまいます。
- 水分の付着
- 泥や雪の付着
- 冬の道路にまかれる融雪剤
- 海風に含まれる塩分
融雪剤のまかれた道路を走って、雪や泥をたっぷり付けて、海辺にいる…なんて車がサビる原因のオンパレードですね。

1. 水分の付着
車の金属部分は常に酸素に触れていますが、水分があると酸化反応が発生し、サビやすくなります。
【 影響を与える環境 】
- 雪や雨の日の走行:濡れたまま放置するとサビが進行する。
- 湿気の多い場所での駐車:車庫の換気が悪いとサビが発生しやすい。
- 水たまりや泥道を走行:水分とともに汚れが付着し、乾燥しにくくなる。
2. 泥や雪の付着
泥道や雪道を走行すると、タイヤハウスやシャーシの隙間に泥や雪が入り込み、そこに水分が溜まることでサビが発生しやすくなります。
【 泥や雪がサビの原因になる理由 】
- 泥の中には水分や塩分が含まれていることがある。
- 雪が固まると乾きにくく、長時間水分が残る。
- 凍結と融解を繰り返すことで、金属にダメージを与える。
3. 冬の道路にまかれる融雪剤
冬の道路では、凍結防止や雪を溶かすために塩化カルシウムや塩化ナトリウム(「融雪剤」「凍結防止剤」)が散布されます。この塩分が車の下回りに付着すると、サビの発生が加速します。
【 融雪剤がサビの原因になる理由 】
- 塩分は金属を腐食させる性質がある。
- 塩分が水分と結びつくことで、サビが発生しやすい環境を作る。
- 乾燥しても塩の結晶が残り、湿気を吸収してサビを進行させる。
4. 海風に含まれる塩分
海沿いの地域では、潮風に含まれる塩分が車の下回りやボディに付着し、サビを加速させます。
【 海風がサビの原因になる理由 】
- 風の影響で車の細かい隙間にも塩分が入り込みやすい(ドアの隙間、ボンネットの中、下回りなど)。
- 海水の塩分が金属に付着し、水分を吸着して常に湿った状態を作る。
- 乾燥した後も、塩の結晶が残り、湿気を吸収してサビを進行させる。
サビが車に与える影響
車の下にもぐりこんで、どうなっているのか見る機会はあまり無いと思いますが、知らない間にサビてしまっていたらショックですね。
こちらは、雪の多い地域で乗られていた車の下回りです。全体的にサビてしまっていますね。

では、車がサビると、どんな影響があるのでしょうか?
【 ボディやフレームへの影響 】
- サビが進行すると、金属がもろくなり強度が低下する。
- フレームが腐食すると、衝突時の安全性が低下する。
- 進行すると穴が開いたり、部品が脱落することもある。
【 足回りやブレーキへの影響 】
- サスペンションやアーム類がサビると、走行性能が低下する。
- ブレーキキャリパーやパッドが固着し、制動力に悪影響を及ぼす。
- ボルトやナットが固着すると、整備や修理が困難になる。
【 マフラーや排気系への影響 】
- サビが進行すると排気漏れや異音の原因になる。
- マフラーが腐食して折れることがある。
サビが進行すると、見た目の問題だけでなく、車の性能や安全性にも影響するため、早めの対策が必要です。
車のサビ対策のポイント
サビは一度発生すると進行しやすく、完全に除去するのが難しいため、予防が重要 です。
特に融雪剤がまかれる地域では、いかに早く塩分を落とし、防錆処理をするかがサビ対策のカギになります。
- こまめに洗車する。
- 防錆処理(防錆スプレーや防錆コーティング)をする。
- 車庫保管やカバーを利用する。
手間もお金もかかりますが、大事な車をサビから守るために重要なポイントです。
ちなみに車のボディカバーは、仲林工業さんのものがおすすめです。通気筒がついているので、湿気がこもる心配もありません。
シャーシクリーナーを購入しました
手洗いで下回りを洗うのは大変です。地面にしゃがんでホースを使っても、車の奥まった部分まではなかなか届きません。これでは効率も悪いです。もっと簡単に下回りを洗える方法がないか調べているうちに、「シャーシクリーナー」というアイテムにたどり着きました。
これは高圧洗浄機に接続して、車の下回りを手軽にしっかりと洗浄できるものです。
購入したシャーシクリーナーはこちら(https://amzn.to/4bgiZzH)です。
高圧洗浄機(ケルヒャー)に接続するためのアダプタ(https://amzn.to/3F6Zm0M)も別で購入しました。
組み立ては簡単です。
両サイドのタイヤの大きさや動きはちょうど良く、操縦しやすいです。

雪の上でもコロコロと転がせます。

車高の低い車でも大丈夫でした。

ケルヒャーのスイッチを入れて、水を出してみます。

水の噴出口が4つに分散されるので、水圧は少し落ちますが十分なレベルだと思います。
奥の方を洗浄するときは、結局しゃがまないといけませんが、片手でコロコロと転がすだけなので、苦じゃありません!
これなら手軽に下回り洗浄ができます。
おわりに
自宅で洗車されている方、いつもお疲れ様です。大事な車をサビから守るため、ぜひシャーシクリーナーの導入を検討してみてくださいね。
サビは一度発生するとどんどん広がり、フレームや足回りの強度低下、ブレーキの固着、マフラーの腐食といったトラブルにつながるため、予防が何よりも大切です。
寒い中での洗車は大変ですが、私もこのシャーシクリーナーを使って頑張ろうと思います。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
投稿者プロフィール

-
ずっと運転練習中🔰
かっこよくポルシェを運転できるようになるのが目標です😊
詳しい自己紹介はこちら。
最新の投稿
ディフェンダー2025年3月30日どこへでも行ける最強の4WD!?ディフェンダーを購入しました。
ドライブ2025年3月22日カントリーサインに描かれた北海道の魅力を探る旅へ!北海道カントリーサイン全制覇をめざして…
自動車2025年3月11日大事な車をサビさせない!シャーシクリーナーで手軽に下回り洗浄しよう!
キャラバン2025年3月2日【キャラバンDIY】荷室の壁とバックドアに制振・断熱・防湿施工をしました。