はじめに
こんにちは、sioriです。今年の夏も、暑くなりそうですね。北海道に移住して暑さから逃れられたと思っていたのですが、北海道も普通に暑くてげんなりです。本州に比べると、まだマシですが…。
快適に車中泊するためには、夏の暑さ対策は避けて通れないテーマですよね。
以前、秋頃に窓を開けた状態で、サーキュレーターを回しながら車中泊したことがありますが、暑くて全然寝られなかった思い出があります。夜寝られないと、次の日の運転はきついですね。
車中泊での暑さ対策には、いろいろな方法がありますが、本格的なポータブルエアコンが欲しいなと思っていました。熱中症も怖いですし。
そして夏が近づき、ポータブルエアコンの購入を検討し始めていた頃、EcoFlowのポータブルエアコンがリニューアルされて、「WAVE 3」(https://amzn.to/3GmUQfI)が発売されたのを知りました。
ちょうどセール価格になっていたので、思い切って購入!さっそくキャラバンで使ってみました。

この記事では、WAVE 3の設置方法や、実際に使ってみた感想、メリット、デメリットをレビューしていきます。
なぜWAVE 3を選んだのか?
いろんなメーカーからポータブルエアコンが販売されていますが、私がEcoFlowのWAVE 3を選んだ理由は次のとおりです。
- 冷房・暖房・除湿・送風の「1台4役」
- 工事不要で持ち運び可能
- スマホアプリ対応で操作がラク
1. 冷房・暖房・除湿・送風の「1台4役」
WAVE 3は単なる冷風機ではなく、コンプレッサー式の本格的なエアコン。
しかも冷房だけでなく、暖房や除湿、送風モードも備えているので、季節を問わず使えるのが魅力です。
2. 工事不要で持ち運び可能
車にエアコンを後付けするとなると、費用も手間もかかります。室外機を車の外に置いたり、車体に穴をあけたりしないといけないですし。
その点、WAVE 3は工事不要で置くだけ設置可能です。他の車やテント、家でも使えるという点でも良いですね。
3.スマホアプリ対応で操作がラク
EcoFlowアプリと連携することで、温度設定やモード切り替えもスマホから操作できます。
アプリはBluetooth、またはWi-Fi経由で接続します。つまり、Wi-Fiに接続していれば、離れた場所からエアコンの電源を入れることだってできるんです。ダクトの設置さえしておけば、出発前に遠隔操作で車内を冷やしておくこともできますね。
また、就寝時に寝転がったままリモコンのように操作できるのは、とても便利です。

タイマー機能もあります。

WAVE 3の設置方法
WAVE 3は据え置き型のポータブルエアコンなので、基本的には置くだけで使えます。
しかし、本体は重いですし、使うたびに移動させるのは面倒だな…と思い、がっちりと固定してしまうことにしました。
注意しなければならない点は、運転中に倒れたり、動いたりしないこと、排気ダクトが窓まで届くことです。
設置場所
WAVE 3の本体サイズは、奥行き約52cm × 幅約30cm × 高さ約34cm、重さは約15.6kgあります。
設置場所は、運転席の後ろにしました。
2列目シートを折りたたんだ状態にして、シートを覆うように専用台を設置しました。この台は、ベッドキット作成時の余りの木材で夫が作ってくれました。

この台を設置することで、WAVE 3の重さをしっかりと支えることができます。
なお、この設置方法では、運転席側の2列目シートは使用できません。毎回設置する手間を省ける代わりに、このスペースを犠牲にしました。
台の上に本体を置いて、荷締めベルトでがっちりと固定したら設置完了です。必要に応じてベルトをゆるめれば、移動させることもできます。
排気ダクトの取り回し
WAVE 3の冷房モードでは、吸気用と排気用の2種類のダクトを外に出す必要があります。
私は後部のスライドウィンドウに、はめ込み型のパネルを作成し、そこにダクトを通しました。まだ仮のパネルなので段ボールで作っていますが、ゆくゆくは他の材料で作成する予定です。

ダクトの先端(車外側)には、虫やゴミが入らないように排水口ネットをかぶせました。
電源まわり
EcoFlowのポータブル電源(DELTAシリーズ)とWAVE 3とのセット販売もありますが、ポータブル電源があれば問題なく作動します。
うちはサブバッテリー(200 Ah)に接続するので、ポータブル電源は積んでいません。
電源が無い方は、ポータブル電源とセットになっているもの(https://amzn.to/4lyNgh5)もありますよ!
ほかにも、充電式のバッテリーがセットになったタイプもあります。
実際にWAVE 3を使ってみた感想
WAVE 3をキャラバンに設置して、実際に車中泊で使ってみました。
一言で感想を述べると、「もうWAVE 3なしでは車中泊できない」と思うほど良いです!それでは、実際の使用感をまとめます。
冷房性能は超優秀!
外気温が30℃を超える日中、車内の温度は35℃近く。WAVE 3を冷房モードで作動させると、すぐに冷たい風が吹き出し、車内の温度もどんどんと下がっていきます。
ポータブルエアコンとは思えないくらいの性能ですね!
一方、濡れたバスタオルなどを干すために除湿モードを使用したときは、冷房モード以上によく冷えて、寒く感じるほどでした。長時間の使用は、冷えすぎに注意が必要です。
外気温や車内の温度変化のデータは、まだ取れていないので、また改めて追記しますね。
動作音はかなり大きめ
動作音は想像以上に大きいと感じました。特に使い始め(起動直後)は、車外にいてもわかるほどの音量です。静かな環境だと、使いづらいですね。
ただし、EcoSleepモードに切り替えると、動作音はかなり抑えられるので、就寝時でも眠れないほどではありません。
最初に一気に冷やしてから、Ecoモードで運転を続けるのが現実的な使い方ですね。
走行中に水漏れ!?
WAVE 3を使用するにあたって、最も注意しなければならない点は排水です。
私は排水モードを「自動排水」に設定していましたが、排水チューブから排水されたのは、一晩使用しても数滴のみ。一定量の水がたまらないと排水されない仕組みなので、結局、走行前には手動で排水しなければなりません。
しかし、手動排水を使用してもタンクに水が残るようで、走行中の車の揺れで、水がこぼれ出てしまいました。
アプリに不具合?
スマホアプリからの操作はとても便利です。しかし、アプリで冷房運転を始めて、しばらくすると勝手に電源がオフになる現象が同じ日に何度も発生しました。
アプリの不具合か通信の問題かは不明です。本体のパネルから操作すれば、そのような現象は起こりませんでした。おそらく、WAVE 3をWi-Fiiルーターに繋ぎ、そのルーターがインターネットに接続できなくなった時になるのかな?
信頼性の面では、現時点では本体での直接操作が安心ですね。
WAVE 3のメリット・デメリットまとめ
メリット
- 本格的な冷房性能:真夏でもしっかり冷え、寝苦しさから解放される
- 多機能オールインワン:冷房・暖房・除湿・送風の1台4役で季節を問わず活躍
- 工事不要で導入しやすい:配線や配管不要。DIYで設置可能
- バッテリー運用が可能:専用のバッテリーを購入すれば、電源なしでも使える
- Ecoモードで静かな運転:就寝時にも安心して使えるレベルの動作音
- スマホアプリ操作対応:スマホから温度調整や運転切替が可能
デメリット
- 起動直後の動作音が大きい:車外でも聞こえるレベル。静かな場所では注意が必要
- 排水仕様に注意が必要:完全な排水ができず、水がこぼれて大惨事になることも…
- サイズと重量:十分な設置スペースが必要。倒れないように固定しないと、運転中に危険
※ 消費電力や、車内の温度などのデータは後日追記します!
おわりに
WAVE 3を導入してから、車中泊がとっても快適になりました。夜の気温はどれくらいになるのかな、と天候を気にせず、いつでも車中泊の旅に出かけられます。
決して安い買い物ではありませんが、一台あると車中泊ライフが劇的に変わります。かなりおすすめです!
WAVE 3は、車内での使用だけでなく、テントでのキャンプでも、家でだって使えちゃいます。夏だけでなく、冬にも暖房器具として使用できますし、年中通して使うことになりそうです。
それでは、最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
皆さま、くれぐれも熱中症には気を付けてくださいね。

最近、北海道各地のご当地サイダーにはまっています。
投稿者プロフィール

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ずっと運転練習中🔰
かっこよくポルシェを運転できるようになるのが目標です😊
詳しい自己紹介はこちら。
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