軽自動車の規格

軽自動車とはこんな規格の車です。

  • 全長3.4m以下
  • 全幅1.48m以下
  • 全高2m以下
  • 排気量660cc以下
  • 定員4名以下
  • 貨物積載量350kg以下
軽自動車サイズ
参考

軽自動車検査協会「軽自動車とは」(閲覧日: 2022年3月12日)

軽自動車はどれくらい走っているの?

令和3年11月末現在、乗用車の保有車両数は約6,200万台(62,119,669台)

  • 普通車・小型車(自家用):約3,900万台(38,959,008台、うち普通車:20,160,023台、小型車:18,798,985台)
  • 軽四輪車(自家用):約2,300万台(22,979,276台)

自家用の乗用車では、約37%が軽自動車ということになります。

軽自動車シェア
参考

軽自動車は海外でも走っているの?

日本では大活躍の軽自動車ですが、海外ではほとんど走っていません。

そもそも軽自動車の規格は日本が独自に設定しているので、軽自動車を表す英単語は存在しません。「small car」や「compact car」より小さいので該当せず、「kei car」なんて呼ばれるようです。

海外では日本よりも速度域が高いため、軽自動車は走りづらく需要があまり無いと思われます。また、今やどんどん向上している安全性ですが、それでもやはり小さくて軽い軽自動車の安全性は普通車に比べると劣ります。

そういった点から、軽自動車はなかなか海外では受け入れ難いようです。

海外で活躍している軽自動車

中には海外で活躍している軽自動車もあります。

アメリカでは軽トラが人気です。アメリカの広い農場を思い浮かべると、広大な畑を歩いて移動できそうにありません。スピードを出さない農場内なら軽トラも難なく走れます。荷台にたくさん積めて、さらに小回りの効くすごく便利な車として重宝されそうですね。

また、日本でも人気のジムニーは海外でも大人気です。

スズキ「ジムニー」、AMG「G63」、Jeep「ラングラー」がオフロードで走行性を勝負するこの動画、おもしろくておすすめです。GクラスとJeepと肩を並べて奮闘しているジムニーがとても勇ましいです。

公道を高速域で走行するには不自由な軽自動車ですが、用途によっては十分に活躍できる軽自動車です。

軽自動車にかかる諸経費

自動車税について

毎年4月1日の時点での自動車の所有者(納税義務者)に対して課税されます。

普通自動車は25,000円から110,000円まで、用途や総排気量によって税額が決まります(2019年10月1日以降に新車登録されたもの)。

普通車に比べると軽自動車は至ってシンプルで、一律10,800円です。

※ 例外

  • 2015年3月31日までに最初の新規検査を受けた車両は旧税率の7,200円となる。
  • 最初の新規検査から13年を経過した軽四輪車等について、20%税率が上乗せされる。
  • 燃費性能に応じた税率の軽減制度もある。
参考

総務省HP 

自動車税・軽自動車税種別割(閲覧日: 2022年3月11日)

2019年10月1日、自動車の税が大きく変わります(閲覧日: 2022年3月11日)

平成28年度から軽自動車税の税率が変わります(閲覧日: 2022年3月11日)

中古車購入時の手続きについて

準備しておく書類

基本的には次の2点があれば名義変更できます。印鑑も要りません。

  • 車検証の原本
  • 住民票の写しまたは印鑑証明書(コピーでもOK)発行から3ヶ月以内のもの

手続きできるのは、平日8時45分から11時45分まで、13時から16時まで、となかなか不便な時間帯です。スムーズに手続きできれば、20分ほどで完了します。

手数料はかかりませんが、ナンバープレートの変更が必要な場合は、事前に希望ナンバーの予約済証や手数料が必要です。

名義変更の代行を行政書士や販売店などに依頼すると数千円から数万円の費用がかかりますので、特に個人間での売買や譲渡などの際には自身で手続きすると節約できますね。

参考

車庫証明(自動車保管場所届出書)が必要な地域と不要な地域がある

国に登録が必要な普通車は車庫証明が必須ですが、軽自動車はその対象ではありません。

しかし、自治体によっては軽自動車も自動車保管場所届出書の提出が必要となります。各都道府県の県庁所在地など、人口や交通量が多いと推測される地域ではこの届け出が必要です。

自治体や警察署のホームページなどに記載されていますので、そちらをご確認ください。届け出が必要な地域なのにも関わらず提出しなかった場合は罰金が課されますので、転居や名義変更の際には特に注意が必要です。

参考

全軽自協「軽自動車に関する手続き」(閲覧日: 2022年3月11日)

まとめ

この記事のまとめです。

  • 日本の乗用車の37%は軽自動車が占めている。
  • 海外でも軽自動車はすごく便利で楽しい車として活躍している。ただし海外の公道には不向きなので、用途が限られる。
  • 軽自動車にかかる自動車税は普通車より安い。
  • 軽自動車の名義変更は素人でも簡単にできる。
  • 軽自動車の保管場所届出書の提出は自治体によって不要なところもある。

軽自動車の走行性能や燃費、安全性も日々向上しています。

普通車に比べて維持費も安くおさえられ、購入時の手続きも簡単な軽自動車。車は一人一台必要だというような地域ではもちろんのこと、普段使いやレジャーにも大活躍の軽自動車が一台あってもいいのではないでしょうか。

この記事を読んでくださって、ありがとうございました。

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