※この記事は、2023年7月の乗船体験をもとにしています。一部、以前の乗船時の写真や体験も含みます。運賃・運航時刻・船内施設の営業時間などは、現在とは異なる場合があります。

はじめに

こんにちは、sioriです。

この夏、夫とポルシェ911 GT3RSで北海道一周ドライブに出かけました。

北海道までは、新日本海フェリー「すずらん」に車を載せ、福井県の敦賀港から苫小牧東港へ!約20時間の船旅です。

飛行機とレンタカーを利用する方法もありますが、今回は北海道でもGT3RSで走りたいと思い、フェリーを選びました。

旅行の荷物を車に積んで行けることも、便利なところです。

船内では、ステートA和室でくつろぎ、海を眺めながらお風呂に入り、レストランで食事を楽しみました。

この記事では、予約と実際にかかった運賃、車と同乗者それぞれの乗船方法、客室や船内での過ごし方、苫小牧東港での下船までを紹介します。

新日本海フェリー 舞鶴フェリーターミナル

敦賀から苫小牧東へ!車と一緒に北海道へ

今回利用したのは、新日本海フェリーの敦賀〜苫小牧東航路です。

敦賀港を深夜に出発し、翌日の夜に北海道へ到着します。所要時間は約20時間。

船の中で眠って、食事やお風呂を楽しんでいるうちに北海道へ渡れるのは、フェリーならではですね。

今回は「すずらん」に乗船し、客室は夫婦で過ごせる個室の「ステートA和室」を選びました。

フェリーの予約と、実際にかかった運賃

公式サイトから約2ヶ月前に予約

予約は、新日本海フェリーの公式サイトから行いました。

乗船日の約2ヶ月前に手続きしましたが、すでに満室になっている客室もありました。夏休みなどの旅行で希望の部屋がある場合は、早めに空き状況を確認しておくとよさそうです。

車も一緒に載せるため、客室だけでなく、車両の予約も行いました。

大人2人・車1台の往復で149,340円

今回は、往復ともにステートAを利用しました。車は「乗用車5m未満」の区分で、往路・復路ともに期間Bの運賃です。

内訳往路復路・往復割引適用
運転者の客室差額分12,700円11,430円
同乗者の旅客運賃25,100円22,590円
車両航送運賃40,800円36,720円
合計78,600円70,740円

往復の合計は149,340円でした。

車両航送運賃には運転者1人分の所定の旅客運賃が含まれるため、運転者と同乗者では、表に記載する金額の内訳が異なります。

運賃は乗船日や客室、車の大きさなどで変わります。

e乗船券は、乗船にも客室の鍵にも使う

予約後は、QRコード付きの「e乗船券お客さま控」を印刷して用意しました。

このQRコードは乗船時の確認だけでなく、今回の客室ではドアの鍵としても使います。乗船後も、すぐに取り出せるようにしておくと便利でした。

22時過ぎに敦賀フェリーターミナルへ到着

新日本海フェリー 敦賀フェリーターミナル

出港予定時刻は23時55分。私たちは22時過ぎに到着しましたが、すでに何台もの車が並んでいました。

今回はe乗船券を用意していたので、カウンターでの受付はせず、係員の誘導に従って車列へ進みました。

到着する時間や必要な手続きは予約時の案内によって確認し、余裕を持って向かいたいところです。

車高の低いGT3RSは、別の車列へ

GT3RSは車高が低いため、一般の乗用車とは別のレーンに案内されました。

通常のレーンは、下の写真のように長いスロープを上がっていきます。

フェリー乗車スロープ

車高の低い車は、別の乗り口から入ります。

船内で使う荷物をまとめておく

車を停めた後、航海中は車に荷物を取りに戻れないため、着替えや洗面用品、薬、充電器など、船内で使うものはあらかじめまとめておくと便利です。

車に積めるからと荷物を増やしすぎず、船内に持ち込む分を分けておくと、乗船後も動きやすくなりますよ。

運転者と同乗者は、別々に乗船

今回、車に乗ったまま乗船したのは運転者の夫だけです。私はターミナルから歩いて乗船しました。

同乗者の私は、先に徒歩で乗船

同乗者の乗船予定時刻は23時15分でした。

ターミナルのロビーで待ち、案内が始まったらQRコードを確認してもらい、連絡通路を通って船内へ向かいます。

敦賀フェリーターミナル 建物内

船に入るとスタッフの方が出迎えてくださり、客室への行き方を案内してもらえました。

運転者は、誘導に従って車両甲板へ

一方の夫は車内で待機し、順番が来てから車で乗船しました。

GT3RSは別の乗り口から入り、トラックと同じ車両甲板へ。

フェリーの車両の入り口

ほかにはキャンピングカーや、バイクを積んだトラックもありました。

駐車位置は係員が誘導してくれるので、その案内に従って進みます。

揺れなどで車の警報装置が作動しないよう、車両の設定も確認します。

車を停めた後は、荷物を持って階段やエレベーターで客室フロアへ移動しました。

車両甲板

日付が変わって、敦賀港を出港

この日は車両の積み込みに時間がかかり、予定より約10分遅れの0時05分に出港しました。

新日本海フェリー 出港

いよいよ948kmの船旅スタートです!

「すずらん」の船内を紹介

すずらん 船内の看板

船内に入ると、吹き抜けのある開放的なエントランスが迎えてくれます。

すずらん 船内

客室だけでなく、レストランやカフェ、売店、大浴場などもあり、船の中を見て回るだけでも楽しくなりました。

客室や施設は4〜6階に

乗船中に過ごす主なフロアは、4階から6階です。

フロア主な客室・施設
4階ツーリストルーム、フロント、売店、自販機コーナーなど
5階ステートルーム、レストラン、カフェ、オープンテラスなど
6階スイート・デラックスルーム、大浴場、スポーツルーム、ゲームルームなど

船内の案内図で、部屋や利用したい施設の場所を確認しておくと移動しやすくなります。

ここからは、今回利用したステートA和室と、船内の施設を紹介します。

ステートA和室は、旅館のようにくつろげる個室

すずらん 客室 ドア

今回選んだステートA和室は、約4畳半の畳のお部屋です。

すずらん 個室 和室

ちょっとした旅館に来たような雰囲気でした。人目を気にせずくつろげます。

すずらん 個室 和室

QRコードでドアを開ける

客室番号は、e乗船券に記載されています。

部屋のドアはオートロックで、QRコードをかざして解錠します。

すずらん 乗車券のQRを読ませるところ

部屋から出るときにも使うので、乗船券を室内に置いたままにしないように気を付けました。

窓・洗面台・トイレが付いている

部屋には窓があり、外の景色を眺められます。お茶セットと湯沸かしポットも用意されていました。

洗面台とトイレが室内にあるのも便利です。

シャワーや浴槽はないため、入浴は船内の大浴場を利用しました。

海を見たり、横になったりしながら過ごせて、長い移動時間も落ち着いて過ごせる部屋でした。

「すずらん」船内の施設と食事

展望大浴場と露天風呂

すずらん 大浴場

今回案内されていた大浴場の入浴時間は、乗船後から深夜1時までと、翌朝8時から18時まででした。

車の乗船が遅いと、出港前後の入浴時間にはあまり余裕がありません。

日中の露天風呂では、海を眺めながら入浴できました。フェリーならではの楽しみですね!

カフェのスペースでひと休み

船内にはカフェがあります。

すずらん カフェ

今回の乗船では、乗船後から出港後30分までと、翌朝9時30分から11時までの営業でした。

営業時間には、軽食をいただくことができます。

すずらん カフェ メニュー

営業時間外も、席のあるスペースは利用できますよ。

すずらん カフェ

部屋以外にも座って過ごせる場所があると、長い船旅の気分転換になりますね。

レストラン「プロヴァンス」で夕食

今回の夕食は、レストラン「プロヴァンス」でいただきました。

空いている席に座り、タブレットで注文する方式です。

私が選んだのは、新日本海自家製ハンバーグセット(1,300円)。

すずらん レストラン

夫は、新日本海オリジナルビーフカレー(900円)にしました。

すずらん レストラン

船内の食事はどんな感じだろうと思っていましたが、どちらもとってもおいしかったです。

支払いはセルフレジで行いました。

乗船時の営業時間は、朝食が8時から9時、昼食が11時30分から13時、夕食が17時から19時です。営業が始まると船内放送があるので、うっかり寝ていても安心です。

■ 朝食メニュー

すずらん レストラン 朝食メニュー

■ 昼食メニュー

すずらん レストラン 昼食メニュー

■ 夕食メニュー

すずらん レストラン 夕食メニュー

※メニュー・価格・営業時間は乗船当時のものです。

以前利用した「グリル マルゴー」

船内には、予約制でコース料理を楽しめる「グリル マルゴー」もあります。

こちらは今回ではなく、2022年秋に初めて新日本海フェリーへ乗ったときに、記念として利用しました。

すずらん グリル マルゴー

ところが、その日は船の揺れが大きく、船酔いと戦いながらの食事になってしまいました。せっかくのコースを、落ち着いて楽しめなかったのが心残りです。

すずらん グリル マルゴー メニュー

コース料理を予約する場合は、船酔いのしやすさも考えておくとよさそうですね。

すずらん グリル マルゴー

売店と自販機コーナー

売店には、お菓子やお酒、日用品、寄港地のお土産、フェリーのオリジナルグッズなどが並んでいました。

自販機コーナーには飲み物のほか、アイスやカップ麺もありました。

約20時間、船内でどう過ごした?

通信できない時間を前提に準備

今回の航海では、携帯電話は圏外になる時間が長く、船内Wi-Fiも安定して使える状況ではありませんでした。

陸地に近い場所で通信できることもありましたが、インターネットを使える前提で予定を組まない方がよさそうです。

読みたいものや見たい動画がある場合は、乗船前にダウンロードしておくことをおすすめします。

デッキや窓から海を眺める

船内で楽しめたのが、デッキや客室の窓から見る景色です。

通過ポイント地図や、時間の案内は船内に掲示されています。

新日本海フェリー 航路
新日本海フェリー 通過ポイント時刻

海や岬、行き交う船を眺めていると、車での移動とは違う時間が流れているように感じます。

航海の途中では、反対方向へ向かう姉妹船とすれ違いました。直前に船内放送があり、しっかりと船の姿を見られました。

新日本海フェリーの反対行きのフェリーとすれ違う

天気や時間が合えば、夕日も楽しめます。部屋の窓から眺める海の景色もいいですね。

船室から見る夕日

映画上映などの船内施設もある

船内には、ゲームコーナーやスポーツコーナー、カラオケ、映画上映などもありました。

すずらん カラオケ

今回の上映作品は「スポンジ・ボブ」と「スパイダーマン」。上映予定は船内に掲示され、開始前には放送もありました。

私はのんびり、夫はLEGOに夢中

私は、寝たり、読書をしたり、お風呂に入ったりと、のんびり過ごしました。

一方、夫はこの船旅のために購入したLEGO(https://amzn.to/4b8da74)に夢中です。

フェリーでの過ごし方

普段ならほかの用事が気になるところですが、船の上ではまとまった時間があります。何かひとつのことに没頭するのにも、いいですね。

20時間と聞くと長く感じますが、ゆったり過ごせる特別な時間になりました。

20時30分、苫小牧東港へ到着

苫小牧東港には、予定どおり20時30分に到着しました。

到着前には、船内放送で下船方法の案内があります。この日は、同乗者の私も夫と一緒に車へ戻り、車に乗って下船できました。

乗船時は最後の方だったGT3RSですが、下船では先に順番がきました。

係員の誘導に従って船を出ると、いよいよ北海道です。着いたらすぐに車で走り出せるのが、フェリー旅のいいところですね!

車両に乗って下船

(こちらの写真は以前乗船したときに撮影したものです)

おわりに

新日本海フェリー「すずらん」で、敦賀港から苫小牧東港へ渡りました。

車高の低いGT3RSでの乗船は少し気になっていましたが、係員の誘導に従って安全に乗り込むことができました。

船内では、十分にくつろぎ、海を眺めるお風呂やレストランの食事も楽しめました。

北海道へ着くまでの時間も、すてきな思い出です。

これから車と一緒に北海道へ渡ろうと考えている方に、客室や船内の雰囲気、乗船の流れが伝わればうれしいです。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

すずらんとGT3RS

この後は、GT3RSで北海道一周ドライブに挑戦しました。旅のルートや立ち寄った場所は、こちらの記事で紹介しています。

ポルシェGT3RSで北海道一周|11日間・約3,600kmのルートと旅の準備

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投稿者プロフィール

siori
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北海道に移住して、ドライブや車中泊を楽しんでいます。車と過ごす日々やDIY、立ち寄ってよかった場所など、実体験をもとに紹介しています。

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