軽自動車を購入して、規格や手続きが気になりました
こんにちは、sioriです。
初めての軽自動車として、スズキのアルトラパンを購入しました。
実際に購入してみると、車の大きさだけでなく、税金や名義変更の手続きにも、普通車との違いがあることを知りました。
街でよく見かける軽自動車ですが、「どこまでの大きさなら軽自動車なの?」「購入するときには何が必要?」と、あらためて気になることもあります。
そこでこの記事では、四輪の軽自動車の規格をはじめ、国内での普及状況や海外での使われ方、税金、中古車購入時の手続きについて整理します。
これから軽自動車を購入する方や、普通車との違いを知りたい方の参考になればうれしいです。
軽自動車とは?大きさと排気量の規格
軽自動車は、単に「小さな車」という意味ではありません。車体の大きさやエンジンの排気量について、日本独自の規格が定められています。
四輪の軽自動車の主な規格は、次のとおりです。
| 項目 | 規格 |
|---|---|
| 全長 | 3.4m以下 |
| 全幅 | 1.48m以下 |
| 全高 | 2.0m以下 |
| エンジンの総排気量 | 660cc以下 |

背の高い軽ワゴンも、低いスポーツタイプも、基本的にはこの寸法の範囲でつくられています。
見た目や室内の広さが違っても、軽自動車としての車体サイズには共通の上限があるのですね。
なお、排気量の条件はエンジンを搭載する車についてのものです。電気自動車にも、軽自動車の規格に収まるモデルがあります。
乗れる人数と積める荷物にも上限がある
軽乗用車の乗車定員は、最大4人です。軽トラックや軽バンなどの貨物車は、最大積載量が350kg以下とされています。
ただし、「軽自動車なら、どの車にも350kgの荷物を積める」という意味ではありません。
乗車定員や最大積載量は車両ごとに決まっており、貨物車では乗車人数によって積載量が変わる場合もあります。
実際に乗れる人数や積める重量は、その車の車検証で確認しましょう。
日本の自家用乗用車の約37%が軽自動車
街でよく見かける軽自動車ですが、実際にはどのくらい普及しているのでしょうか。
2021年11月末時点の自家用乗用車の保有台数は、次のとおりです。
| 区分 | 保有台数 |
|---|---|
| 普通・小型乗用車 | 38,959,008台 |
| 軽乗用車 | 22,979,276台 |
| 合計 | 61,938,284台 |

この数字から計算すると、自家用乗用車の約37%が軽自動車です。
3台に1台以上が軽自動車と考えると、身近な存在であることが数字からもわかりますね。
なお、これは国内で保有されている自家用乗用車の割合です。新車販売台数の割合ではなく、軽トラックや軽バンなどの貨物車も含んでいません。
※2021年11月末時点の統計です。
国土交通省HP「自動車関係統計データ」(閲覧日: 2022年3月13日)
軽自動車は海外でも使われている?
軽自動車は、日本独自の規格です。海外では「kei car」と呼ばれることもありますが、日本の軽自動車としての区分や税制が、そのまま適用されるわけではありません。
それでも、日本から輸出された中古の軽自動車が、海外で使われる例はあります。また、軽自動車と共通の車名やデザインを持ちながら、海外向けにエンジンや車体の大きさを変えたモデルもあります。
軽トラックは、海外でも作業用に活躍
アメリカでは、日本の中古軽トラックが輸入され、農場などでの運搬に使われてきました。
小さな車体に荷台があり、狭い場所でも取り回しやすい軽トラック。大型のトラックとは違った使い勝手が、作業用の車として役立つのですね。
ただし、輸入や公道走行の条件は、国や地域、車両の年式などによって異なります。日本で公道を走れる車でも、海外で同じように使えるとは限りません。

軽自動車税は年式や用途によって異なる
自家用の軽乗用車は、年額10,800円が基本
軽自動車税(種別割)は、毎年4月1日時点の所有者などに課税されます。
自家用の軽乗用車では、2015年4月1日以降に初めて新規検査を受けた車の基本税額は、年額10,800円です。ただし、すべての軽自動車が同じ税額ではありません。
| 自家用の軽乗用車の区分 | 年額 |
|---|---|
| 2015年4月1日以降に初度検査を受けた車(重課・軽減の対象を除く) | 10,800円 |
| 2015年3月31日以前に初度検査を受けた車(重課の対象を除く) | 7,200円 |
| 初度検査から13年を経過し、重課の対象となる車 | 12,900円 |
初度検査年月は、車検証で確認できます。中古車を購入するときは、購入した年ではなく、その車が最初に新規検査を受けた時期によって税額が変わる点に注意したいですね。
なお、軽トラックなどの貨物車や営業用の車は税額が異なります。
また、電気軽自動車などは13年経過による重課の対象外で、条件に応じた税額の軽減制度もあります。

年度の途中で手放しても、月割りの還付はない
軽自動車税(種別割)には、月割りの制度がありません。
4月1日時点で課税対象となっていれば、4月2日以降に車を手放したり、廃車にしたりしても、その年度の税金は全額納めることになります。
反対に、4月2日以降に取得した車については、その年度の軽自動車税(種別割)は課税されず、翌年度の4月1日時点の所有状況に応じて課税されます。
毎年の税金は維持費の一部です。このほかにも、車検時の重量税や自賠責保険料、任意保険料、点検・整備費などがかかります。
総務省HP
自動車税・軽自動車税種別割(閲覧日: 2022年3月11日)
2019年10月1日、自動車の税が大きく変わります(閲覧日: 2022年3月11日)
平成28年度から軽自動車税の税率が変わります(閲覧日: 2022年3月11日)
中古の軽自動車を購入したら、名義変更が必要
中古の軽自動車を購入したときは、車検証に記載されている所有者や使用者を変更する名義変更が必要です。
手続きは、新しく車を使う場所を管轄する軽自動車検査協会で行います。自分で申請する場合は、必要な書類をそろえて窓口へ持参しましょう。
名義変更に必要な書類
主な必要書類は、次のとおりです。
| 書類など | 準備するときのポイント |
|---|---|
| 車検証 | コピーではなく原本が必要 |
| 新しい使用者の住所を確認できる書類 | 発行から3か月以内の住民票の写し、または印鑑登録証明書。鮮明なコピーでも受け付けてもらえる。住民票はマイナンバーが記載されていないものを用意する。 |
| 自動車検査証変更記録申請書 | 軽自動車検査協会の窓口や公式サイトで入手できる。 |
| ナンバープレート | 管轄が変わる場合に必要 |
| 申請依頼書 | 販売店や家族など、代理人に手続きを頼む場合に必要 |
このほか、税の窓口で軽自動車税の申告も行います。
車検証の所有者が販売店やローン会社になっている場合は、事前に所有者の同意が必要です。購入時に、名義変更の進め方を確認しておくと安心ですね。
名義変更の手数料は無料。ナンバー変更などは別途費用がかかる
軽自動車検査協会で行う名義変更の手数料は無料です。
ただし、ナンバープレートを変更する場合のプレート代や、住民票などの取得費用は別にかかります。販売店などに依頼する場合は、代行費用も確認しておきましょう。
必要な書類は車の登録状況によって異なるため、出かける前に、管轄の軽自動車検査協会の案内を確認しておくとスムーズです。
軽自動車検査協会HP「名義変更(売買・譲渡・その他)」(閲覧日: 2022年3月11日)
軽自動車の保管場所の届出は、地域によって必要
軽自動車を購入するときは、車を使う地域によって、警察署への「保管場所届出」が必要になります。
一般に「車庫証明」と呼ばれることもありますが、軽自動車の場合は「自動車保管場所届出」という手続きです。名義変更とは別に、駐車場の所在地を管轄する警察署へ届け出ます。
届出が必要か、購入前に確認しよう
届出の対象となる地域は、全国一律ではありません。同じ都道府県内でも、必要な地域と不要な地域があります。
対象地域では、新車や中古車を購入したときのほか、引っ越しなどで保管場所が変わったときにも届出が必要です。
保管場所を変更した場合は、変更した日から15日以内に手続きを行います。
保管場所の届出に必要な書類
主な必要書類は、次のとおりです。
| 書類 | 内容 |
|---|---|
| 自動車保管場所届出書 | 車や使用者、保管場所の情報を記入する。 |
| 保管場所の所在図・配置図 | 駐車場の場所や、敷地内の駐車位置を示す。 |
| 保管場所を使用できることを示す書類 | 自分の土地なら「自認書」、月極駐車場などなら「使用承諾証明書」や条件を満たす賃貸借契約書の写しなどを用意する。 |
車検証が交付されている場合は、車検証やその写しなども持参しましょう。必要書類や省略できる書類については、管轄の警察署の案内を確認してください。
なお、届出が不要な地域でも、車を保管する駐車場は必要です。
全軽自協「軽自動車に関する手続き」(閲覧日: 2022年3月11日)
まとめ|軽自動車は身近で使い勝手の良い車
軽自動車は、車体の大きさや排気量が定められた、日本独自の規格の車です。
コンパクトで小回りが利き、買い物や通勤から休日のお出かけまで、幅広い場面で活躍しています。
この記事で紹介した2021年11月末時点のデータでは、自家用乗用車の約37%が軽自動車でした。日々の移動を支える車として、広く利用されていることがわかりますね。
税金や購入時の手続きについては、次の点を押さえておきましょう。
- 軽自動車税は、用途や初度検査の時期などによって税額が異なる。
- 中古車の名義変更は、自分で手続きすることもできる。
- 保管場所の届出が必要かどうかは、使用する地域によって異なる。
軽自動車を選ぶときは、維持費だけでなく、乗る人数や荷物の量、普段走る道に合っているかも検討してみてください。
暮らしに合う一台が見つかれば、毎日の移動がもっと便利になりそうです。
この記事を読んでくださって、ありがとうございました。





