はじめに

紫外線をカットしてくれるクリアフィルムや車内を見えづらくしてくれるスモークフィルム、おしゃれなカラーフィルムなど、いろいろな種類のカーフィルムがあります。

カー用品店にも多数販売されており、自分でも気軽に装着することができます。

しかし、フィルムやシールを期間窓ガラスに貼り付けていると、熱や紫外線の影響を受けて粘着剤が劣化して固形化します

そのような状態になったシールを剥がそうとすると、綺麗に剥がせずシールが破れてしまったり、ベタベタが残って取れなくなったりしてしまいます

先日私が中古で購入した車には、後席の窓ガラスにスモークフィルムが貼られていました。おそらく前オーナーが自力で貼ったのでしょうか。お世辞にも綺麗とは言えず、剥がしてしまうことにしました。

この記事では、カーフィルムを簡単に剥がす方法と、残ってしまう糊のベタベタを綺麗にする方法を紹介します。

この方法は、カーフィルム以外にも車検のシールやステッカーを剥がした跡にも使えますので、知っておくと大変便利です。

ポイント1:ガラスに貼ったカーフィルムを簡単に剥がす方法

粘着剤は温めると溶けて柔らかくなるので、ドライヤーで温めながら剥がすと剥がしやすくなります

少しずつ、ゆっくり、丁寧に剥がしていきましょう

フィルムを持ち上げるように上に引っ張りながら剥がしていくと、糊が残りにくくなります。

テスラ モデル3 窓ガラス フィルム糊

慎重に剥がしているつもりでも、不意に勢いよく剥がれてしまい多量の糊が残ってしまいました。

写真の白く見える部分が糊のベタベタです。

ポイント2:ガラスに残ったベタベタ糊を剥がす方法

シール剥がし剤を使用して剥がすのも一つの手ですが、臭いがきつく、広範囲に使用するのには向いていません。強力なものだとお値段も1,000円前後します。

剥離剤を部分的に試してみましたが、ベタベタが伸びる一方でなかなか綺麗になりませんでした。

家庭にあるものや、安価なもので綺麗にベタベタを剥がすことができたので、その方法を紹介します。

必要物品

  • 食器用洗剤
  • ボンスター(スチールウール)
  • ヘラ
ボンスター スチールウール

ボンスターはホームセンターやドラッグストアの掃除用品、キッチン用品コーナーで12巻入り200円未満で購入できます。いわゆるスチールウールです。

後席の窓ガラス2枚の糊を剥がすのに、こちらを3巻使用しました。

プラスチック ヘラ

ヘラはホームセンターなどで100円前後で購入できます。プラスチック製で小さめのものが使い勝手が良いです。

ヘラが無くても作業できますが、ヘラがあると効率が上がります。

https://amzn.to/3SsxCIt

準備

  • 洗剤液を作成する。水道水約100mlに食器用洗剤を1.2滴混ぜて作りました。界面活性剤がシールとガラスの隙間を作り、剥がれやすくなります。
  • ガラスの下部にタオルなどをあてておく。垂れてきた水を吸い取ってくれます。

方法

洗剤液を吹き付ける

洗剤液を吹き付ける

洗剤液をボンスターに吹き付けます。ガラスに吹き付けると、余分な水分が垂れていくので、ボンスターを湿らすように吹き付けるのがおすすめです。

根気強くこする

  1. ボンスターでこする
  2. ヘラでこそぎ取る
  3. ボンスターをヘラで押し付けてこする

どの方法でもおもしろいほどに剥がれていきます。

3通り試して一番効率がよかった方法は、ボンスターとヘラを併用した方法です。ボンスターがベタベタに密着して剥がしやすくなります。ベタベタが取れて、ボンスターが目詰まりしてきたら、面を変えて使用します。

結果

フィルムの糊が取れた

約1時間かけて擦り続け、ピカピカになりました。

時間も根気も必要な作業で、腕はかなり疲れます(私は筋肉痛になりました)。

根気強く作業できる時間がある場合は、ぜひ試してみてください。

注意

熱線の付いたリアガラスは、熱線が剥がれたり断線したりする恐れがありますので、業者に依頼することをおすすめします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です