はじめに
こんにちは、sioriです。
日産キャラバンを車中泊仕様にするために、DIYをしています。
まずは、カーテンやシェードを取り付けて、プライベート空間を確保できました。そして、次に車内の環境を快適に保つための作業に移っています。
外気温の影響が少なく、静かに過ごせるような空間を作るためには、制振、断熱、防湿施工が必要です。
- 制振施工:振動や騒音を軽減し、静かな車内空間を作ります。
- 断熱施工:外気温の影響を最小限に抑え、冬は暖かく、夏は涼しい環境を保ちます。
- 防湿施工:車内外の温度差で発生する結露を防ぎ、またカビや腐食の原因となる湿気も防ぎます。
まずは、荷室の壁とバックドアを、そして床の作業を完了させました。
今回は、天井の作業工程を紹介します。興味のある方は、ぜひ見ていってくださいね。
準備する道具
今回の作業で使用する道具です。
- 制振、断熱、防湿施工
- ドライバー
- ラチェットレンチ
- 内装はがし(https://amzn.to/4gFg18K)
- ロータリーカッター
- ローラー(https://amzn.to/3CtgYDa)
- はさみ、カッター
天井の制振、断熱、防湿施工の手順
天井のパネルをはずす
荷室のライトをはずします。


リアのエアコンパネルをはずします。

アシストグリップをはずします。

後席のシートベルトをはずします。


書き忘れているものがあるかもしれませんが、はずせるパーツを全てはずします。
天井のパネルは、いろんな形状の樹脂ナットでとまっています。すべて内装はがしではずせます。


荷室の天井パネルは、かなり大きいので、取り扱いに気をつけてくださいね。脱着の際は、できれば2人で作業した方が良いです。
天井のパネルをはずしたら、むきだしの鉄板が現れます。

前席の天井も荷室と同様に、パーツを全てはずしたら、パネルをはずせます。
制振施工
使用した制振材は、「Amazonベーシック 車載用防音シート 37×25cm」(https://amzn.to/4iZEKGG)です。
こちらを4セット(40ピース)購入しました。
床や壁には、レアルシルトを使用したのですが、天井全面に貼る分を購入するとかなり高額になりますので、Amazonの安価なものを選んでみました。
天井の形状に合わせて、ロータリーカッターやカッターでカットします。制振材の端で、手を切りやすいので気をつけてくださいね(手袋推奨)。

制振材を貼る前に、パーツクリーナーで貼る部分を綺麗にします。
制振材を貼り付けて、ローラーで密着させます。

上を向いて作業するので、首も腕も疲れます。

天井全面に貼り終えました。

断熱施工
天井は直射日光があたるので、最も力を入れて断熱したい部分です。そこで、天井のみ断熱材を2種類使用することにしました。
- メタルシート
- パーフェクトバリア
スプレーのりを使用するので、車内を汚さないように、窓や床などをあらかじめ養生しておくことをおすすめします。
メタルシートを貼り付ける
まず、株式会社ジーエスの「メタルシート MS-2」を使用します。
アルミの優れた反射率と、赤外線をシャットアウトする特殊断熱層によって、優れた遮熱断熱効果があるそうです。
幅1m × 長さ3mのメタルシート(5,940円)を3セット購入して、17,820円でした。
このメタルシートを、スプレーのりで貼ります。
「3M スプレーのり111」(https://amzn.to/4hMG6DE)を使用します。
この「111」は3Mのスプレーのりの中で、最も耐熱性があり、最も強力なものです。夏の炎天下では、天井はかなり高温になりますので、こちらを選びました。
全部で3本使用しました。
天井の枠内におさまるようにメタルシートをカットして、スプレーのりを吹き付けて貼ります。
しばらく手で押さえておくと、すぐに貼りつきます。

リアエアコンの部分は避けます。

パーフェクトバリアを貼り付ける
そして、メタルシートの上にエンデバーハウスの「パーフェクトバリア」(https://amzn.to/4hhwvFw)を貼り付けます。
こちらも適当な大きさにカットして、スプレーのりで貼ります。

天井全面に貼り終えました。

防湿施工
防湿シートは、厚さ0.15mmの「工業用透明ポリエチレンフィルム」(https://amzn.to/4j441Q1)を使います。
壁の作業のときは、両面テープを使用しましたが、天井には「ブチルゴムテープ」(https://amzn.to/4hFSmWs)を使ってみました。
ブチルゴムは両面テープより高額ですが、とても便利で作業がはかどりました。(もっと早く存在を知りたかった…!)
今回の作業だけで、1巻半ほど使用しました。
このブチルテープを、軽く引っ張って、(もったいないので)細く伸ばしながら、貼っていきます。

防湿シートを貼る部分に貼り付けていきます。隙間ができないように、全周貼ります。

防湿シートを適当な大きさにカットして、貼り付けたブチルゴムに押し付けます。

断熱材を貼った部分を、防湿シートで全て覆うことができました。

完成
パネルを戻したら、完成です。
断熱材の厚みがあるので、パネルが元通りにはまるか心配でしたが、なんとか押さえ込みました。
ちなみに、せっかくパネルをはずしたので、この機会にパネルに照明(https://amzn.to/4jmnhaY)を取り付けることにしました。
パネルの裏側に配線して、照明は両面テープで貼りました。

がらりと雰囲気が変わって、いつものキャラバンじゃないみたいです。
おわりに
実はこの作業をしていたのは、7月8月の暑い時期でした。軽く40℃を超える車内での作業は、かなり過酷。汗だくで、ふわっふわのパーフェクトバリアを触るのが一番つらかったです。
正直なところ、これ本当に意味あるのかな…と疑いながら作業していました。
しかし、すべての作業を終えたキャラバンに乗ったら、驚きの変化がありました!
まず、天井に打ち付ける雨音がほとんど聞こえない!そして、直射日光があたっているときに車内から天井を触っても、熱くなっていない(以前は熱くなっていた)!作業前後でこんなにも差があることにびっくりです。頑張って良かったと思える瞬間でしたね。
さて、これで荷室の壁、床、天井の制振、断熱、防湿施工が完了しました。
次のキャラバンDIYの記事は、荷室を2階建て構造にする作業を紹介する予定です。また見に来てくださいね!
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
投稿者プロフィール

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ずっと運転練習中🔰
かっこよくポルシェを運転できるようになるのが目標です😊
詳しい自己紹介はこちら。
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