はじめに
こんにちは、sioriです。
日産キャラバンを車中泊仕様にするために、慣れないDIYをがんばっています。
まずは荷室のプライベート空間を確保するために、カーテンやシェードを設置しました。各所のカーテンの取り付けについてはこちらをご覧ください。
プライベート空間は確保できたので、次は車内の環境を快適に保つためのDIYです。暑さや寒さの影響が少なく、静かに過ごせるような空間を作りたいですね。
ということで、次の3つの作業を荷室の壁や床、天井に施工していきます。
- 制振施工:振動や騒音を軽減し、静かな車内空間を作ります。
- 断熱施工:外気温の影響を最小限に抑え、冬は暖かく、夏は涼しい環境を保ちます。
- 防湿施工:車内外の温度差で発生する結露を防ぎ、またカビやサビの原因となる湿気も防ぎます。
この3つの作業はそれぞれシールや糊などで貼っていくので、順番通りに進める必要があります。カバーをはずしての作業になるので、まとめて施工すると効率が良いと思いますよ。
この記事では、荷室の壁とバックドアに施工した過程を紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
※ 床の作業も同時に始めたので、床のマットがない写真が一部あります。ご了承ください。
準備する道具
今回の作業で使用する道具です。
- 内装はがし(https://amzn.to/4gFg18K)
- ローラー(https://amzn.to/3CtgYDa)
- ロータリーカッター
- はさみ
- 両面テープ

荷室の壁の制振、断熱、防湿施工の手順
パネルをはずす
荷室の壁の樹脂ナットを全てはずします。
内装はがしを使って、スポンッと簡単にはずせました。

パネルをはずします。運転席側にはリアヒーターがあるので、助手席側より複雑な作りになっています。


制振施工
購入した制振材は、積水化学工業のレアルシルト(https://amzn.to/3PVvmY4)です。
音響デッドニング用の制振シートで、低周波から高周波まで周波数に依存することなく、優れた振動吸収性能を発揮してくれるそうです。

レアルシルトの端は切れ味抜群なので、ケガしないようにしてくださいね。手袋をして作業した方が良いです。私は面倒くさがって、傷だらけになりました…。
レアルシルトを貼る前に、パーツクリーナーを使用して貼り付ける部分を脱脂します。汚れが残っていると、しっかりと接着しないので、このひと手間が大事です。
カッターで適当な大きさにカットします。ロータリーカッターを使用すると簡単に切ることができました。

カットしたレアルシルトを壁に貼り付けたら、ローラーやヘラで圧着させます。
私は幅37mmのローラーを購入しましたが、もっと幅の広いローラーの方が使い勝手が良いかもしれません。意外と疲れる作業でした。
どれくらいの間隔でレアルシルトを貼れば良いのか、正解がわからずに悩みましたが、こんな感じで貼りました。

ここは初めて貼った部分なので、控えめにしましたが、もっと貼ってもよかったかな思います。
外からコツコツとたたいてみて、音が響かなくなると効果ありです。
断熱施工
次に断熱施工です。壁の断熱材は、エンデバーハウスのパーフェクトバリア(https://amzn.to/4hhwvFw)を使用しました。
成型の過程で接着剤を使用していないので、ホルムアルデヒド等の有害物質揮発の心配がなく、シックハウスの原因物質にならないそうです。
パーフェクトバリアは、厚さ50mmと100mmのタイプがあります。
私は使い勝手の良さそうな50mmを選びました。幅430mm、長さ14.5mのパーフェクトバリアは、6巻セットで販売されています。少し圧縮されて届きますが、ものすごい量なので、置き場所を確保してから購入することをおすすめします。
キャラバンの荷室(壁、床、天井)だと2巻で足りたので、フリマサイトなどで少ない量を購入出来たらラッキーかもしれませんね。
パーフェクトバリアを隙間に詰めていきます。50mmタイプは、一般的な工作用のはさみで簡単にカットできました。


かなり下の方まで深い空間があるので、写真で見えている以上に多くのパーフェクトバリアを詰めています。
ノイズの原因になり得るので、スピーカーには触れないように気を付けましょう。また安全のため、運転席側のヒーター付近には詰めていません。
防湿施工
最後に、制振材、断熱材の上に防湿シートを貼って覆います。これにより、室内側の湿気が外壁付近で結露するのを和らげることができるはずです。
防湿シートは、厚さ0.15mmの工業用透明ポリエチレンフィルム(https://amzn.to/3CfvvCA)を使用しました。
こちらもスピーカーに接しないように丸く切り抜きました。


シートの縁を両面テープで貼ります。
パネルを戻したら完成です!
バックドアの制振、断熱、防湿施工の手順
バックドア部分の内装のパネルをはずします。こちらのトリムクリップも内装はがしで引っかけて、引っ張ると外せます。
ドアハンドルも、ドライバーでネジをゆるめてはずしておきます。

パネルをはずすと、こんな感じで透明シート(おそらく防湿シート?)で覆われています。

ブチルゴムでくっついているので、引っ張ってはずします。

ブチルゴムはかなり強力に付いていて、跡が残ってしまいましたが、防湿シートを貼るときに再利用できそうだったので、そのままにしておきました。

壁と同様に、制振材を貼って、隙間に断熱材を詰めていきます。
バックドアも下方に深い空間があります。

最後に防湿シートを貼りつけます。

パネルを戻して完成です!
おわりに
今回は、荷室の壁とバックドアに制振、断熱、防湿施工をした過程を紹介しました。
また別の記事で、床と天井の施工の様子もお伝えしますが、すべて施工し終えた今、驚くほど車内で快適に過ごせるようになっています。
屋根に打ち付ける雨音は全く聞こえなくなりましたし、断熱効果もしっかり出ています。
また見に来てくださいね!最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
投稿者プロフィール

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運転練習中のペーパードライバー🔰
いつかかっこよくポルシェを運転したい!
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