はじめに
こんにちは、sioriです。北海道に引っ越してきて、早くも2か月が経ちました。
京都から一緒にやってきたVWゴルフは、北海道の雪道でも調子よく走ってくれていました。しかし、このゴルフの走行距離は16万kmオーバー。さすがに修理が必要な部分も出てきたので、散々悩んだ末、手放すことにしました。
北海道に来たからには、やっぱり雪深い道や、大自然の中をガツガツと思い切り走れる車でドライブを楽しみたいです!
引っ越しが決まった11月頃から、次の車選びを始めましたが、なかなか決められずにいました。
そして、ついに私たちの理想がすべて詰まったランドローバー「 ディフェンダー」を購入しました!
この記事では、冬の北海道にぴったりな車を選ぶうえで重視したポイントや、購入を検討した他の車種、ディフェンダーに決めた理由、実際に乗ってみた感想などを紹介します。
ぜひ最後まで読んでいってくださいね!
冬の北海道で出会う「悪路」とは
雪道とひとことで言っても、その状態はさまざまなのをご存じですか?
私自身、雪の降らない地域に住んでいたときは、雪道の怖さなんて正直ピンと来ていませんでした。
冬の北海道では、気温や降雪量によって道路状況が刻々と変化します。ここでは、「悪路」と呼ばれる代表的な路面状態を紹介します。
- 圧雪路
踏み固められた雪が路面を覆い、白く締まった状態。やや滑りやすい。 - 深雪路
新雪が深く積もった状態。車高が低いとスタックする可能性がある。 - アイスバーン
雪が溶けて再び凍った氷の路面。ブラックアイスバーンとも呼ばれ、見た目では判断しにくい。 - ミラーバーン
圧雪やアイスバーンの表面が磨かれ、鏡のようにツルツルになった路面。特に交差点やカーブに多く見られる。 - 圧雪わだち
車が通ることで雪が削られ、深いわだちができた道。わだちにハンドルを取られやすい。 - ザクザク路
気温が0℃前後のときにできる、水分を多く含んだザクザクした雪道。溶けかけた雪がタイヤにまとわりつくことがある。 - そろばん道路
車が走行することでアイスバーンの表面に細かい氷のデコボコができた状態で、そろばんのようになっている。
除雪が追い付いていない住宅地に発生する深い圧雪わだちは、ガッタンゴットンと大きく揺れながら慎重に進まなければなりません。

どんな路面にも上手に対応できるようになりたいですが、はじめはやっぱり怖いですね。
冬の北海道でよく乗られている車は…
冬の北海道では、軽自動車はあまり見かけないだろうと思っていました。
ところが実際は、本州と変わらないくらいたくさん走っていて驚きました。雪深い急勾配でも、普通にガンガンのぼっていくので驚きました。北海道民、おそるべしです…!
あくまで私の主観ですが、本州に比べて、北海道で多く見かけると感じた車はこちらです。
- アウディ全般
- ジープ ルビコン
- トヨタ ランドクルーザー
- トヨタ ライズ
ほかにも、本州ではめずらしいFJクルーザーやタンドラもよく見かけます。
北海道では、やはり四駆の車が選ばれることが多いため、本州に比べて選択肢が少し限られるのかもしれません。
輸入車の中では、圧倒的にアウディが多いのが印象的です。「四駆の輸入車といえばアウディ」 というイメージが定着しているのでしょうか。
北海道に来てから、しばらく四駆のライズを借りる機会がありました。コンパクトで扱いやすく、走行性能も十分です。北海道で多くの人に選ばれている理由がよくわかりました。その一方で、本州ではよく見かける プリウスやアクア は、北海道ではそれほど多くないように感じます。やはり、雪道での走破性が求められる環境ならではの違いかもしれませんね。
車を選ぶための条件
冬の北海道でガンガン走れる車の条件として、主に次の3つを挙げました。
- 悪路走破性
- 四駆性能
- 安全性
新車へのこだわりは無いので、少しでも早く手に入る中古車に絞って探しました。
購入を検討した車種と比較
検討した車種と、私が良いと思うところ、心配なところをまとめました。
車種 | 良いところ | 心配なところ |
---|---|---|
トヨタ GRヤリス | コンパクトなサイズ、スポーツ走行できる | 悪路走破性 |
メルセデス A45 | コンパクトなサイズ、スポーツ走行できる | 悪路走破性 |
VW ゴルフR | コンパクトなサイズ、スポーツ走行できる | 悪路走破性 |
ボルボ XC60 | 安全性 | 悪路走破性 |
アウディ A4 オールロードクワトロ | わりと安価で購入できる | |
アウディ SQ5 | エンジン音が良い、スピードが出る | |
トヨタ ランドクルーザー | 悪路走破性、四駆性能、頑丈 | 盗難のリスク大、中古も高い |
メルセデス Gクラス | 悪路走破性、四駆性能、頑丈 | サイズが大きい、中古も高い |
ジープ ラングラー ルビコン | 悪路走破性、四駆性能、車重が軽い | 安全性 |
ランドローバー レンジローバー イヴォーク | 悪路走破性、四駆性能、頑丈 | |
ランドローバー ディフェンダー | 悪路走破性、四駆性能、頑丈 | サイズが大きい、中古も高い |
ゴルフに替わる車として、まずはゴルフR を検討しました。私は運転したことはなかったですが、ゴルフの安定感や利便性にはとても満足していて、コンパクトなサイズもちょうど良かったからです。
しかし、実際に北海道の冬を経験してみると、除雪されていない雪深い場所では車高の低い車は厳しいのでは…? と感じるようになりました。除雪の追いついていない道に入ると、埋まってしまい、身動きが取れなく危険性があります。
ゴルフRの他に、A45やGRヤリスも候補に挙げていましたが、走行性能は良いものの、やはり北海道の冬を考えると厳しいです。
「どんな道でも安心して走れる車が欲しい」と原点に返り、SUVを中心に再検討することにしました。
恥ずかしながら、私はこれまで四駆のシステムが車種によって異なるということを知りませんでした。まだまだ勉強中ですが、デフ・デフロックの有無、駆動配分のコントロールは、悪路を走り抜けるために重要なポイントのようですね。
四駆性能、悪路走破性という点では、ランクル、Gクラス、ルビコン、ディフェンダーが優秀なようです。
ディフェンダーに決めた理由
当初は、北海道の冬でも安心して乗るための車を探していたはずでした。しかし、いろいろと調べているうちに、いつの間にかオフロードもガンガン走れる車を探すようになっていました。その点で言えば、ランドローバーの車なら、どれを選んでも申し分なしという結論に至りました。
その中で、最有力候補はレンジローバー・イヴォークでした。
実車を確認するため、ランドローバーのディーラーを訪れました。もしこのとき、イヴォークだけを見ていたら、そのまま決めていたかもしれません。 スタイリッシュなデザイン、快適な乗り心地、どれを取っても魅力的です。
しかし、圧倒的な存在感を放つディフェンダーの存在は無視できませんでした。そして、一度乗ってしまったら最後、すっかり魅了されてしまったのです。
そして、最終的にディフェンダーを選ぶことに決めました!
ディフェンダーを選んだ主な理由はこちらです。
- 圧倒的な悪路走破性
- アウトドアが似合う無骨なデザイン
- 快適な乗り心地
- 魅力的な購入プラン
優れた四駆システムと悪路走破性
走行モード | 特徴 |
---|---|
エコ | 燃費重視でスロットルレスポンスを穏やかにし、駆動力配分も効率的に調整する。 |
コンフォート | 通常走行用。前後の駆動力配分を自動調整しながら快適な走りをする。 |
草・砂利・雪 | 滑りやすい路面でトラクションを強化し、駆動力を細かく制御する。 |
泥・わだち | 深い泥や轍に入ったときにデフロックを積極的に使い、駆動力を均等に配分する。 |
砂地 | 砂地での走破性を高めるため、スロットルレスポンスを敏感にし、タイヤの空転を防ぐ。 |
岩場 | デフロックを最大限活用し、低速でのコントロール性を向上する。 |
ディフェンダーは、「エコ」「コンフォート」「草地・砂利・雪」「泥・わだち」「砂」「岩場」の6つの走行モードを選択でき、あらゆる地形に対応してくれます。
このほかにもヒルディセント機能や、ローレンジモードも備わっているので、これらを駆使すれば、どんなところでも力強く進んでいけそうです!
また、なんと水深85cm(エアサス搭載車なら90cm)まで水中走行もできてしまうそうです。
ディフェンダーの悪路走破性を本格的に試すのはこれからですが、今まで行けなかったところを走り回るのが楽しみです!
アウトドア感あふれるデザインと快適な乗り心地
ディフェンダーの無骨でアウトドア感あふれるデザイン は、圧倒的な迫力があります。
しかし、その外観からは想像もできないほど、車内は驚くほど快適なんです。ディーゼルとは思えない静粛性、段差を滑らかに吸収するサスペンション(試乗車はエアサス)、絶妙な硬さとホールド感のあるシート。 オンロードでは、まるでラグジュアリーSUVのようにゆったりと過ごせます。
この 無骨さと快適さのギャップ に、すっかり心を奪われてしまいますね。
下取り保証プラン「DEFENDER DREAM EXPLORER 2」
ディフェンダーに興味を持ったところで、営業の方から提案されたのが「DEFENDER DREAM EXPLORER 2」という購入プランです。
このプランでは、既に生産されている在庫車を購入するので、1か月ほどで新車が納車されます。すぐにでも車を手にしたい状況の私たちにぴったりでした。しかも、金利ゼロでローンを組むことができ、かつ下取り保証が付いているのです。
ただし、距離制限など諸々の条件の他、3年後にランドローバーの新車へ乗り換えなければならないという条件があります。乗り換える車は、注文してから納車まで1年間くらいかかるので、2年後には仕様を決めて注文することになります。
とはいえ、その間にディフェンダーを存分に楽しみながら、次の車種やオプションをじっくり検討できるのは大きなメリットです。
もし、ディフェンダーに不満を持つことがあれば、このプランで購入することを後悔することになるかもしれませんが、さてどうなるでしょうか?
ディフェンダーを選ぶ上での懸念点
ディフェンダーの懸念点は、大きなボディサイズです。
広々とした北海道では問題なさそうだと思われがちですが、ひとたび住宅街に入ると、雪の壁で道幅が狭くなり、すれ違いが難しい場面も少なくありません。
それでも、視認性の良さ、優秀なカメラ機能のおかげで寄せる位置を正確に確認できるため、「まあ、なんとかなるだろう」と思うことにしました。

実際の乗り心地と使用感
ディフェンダーが納車されてから1か月が経ち、2,000kmほど走行しました。距離制限があるプランなのに、しょっちゅう遠くまで出かけてしまっています。
心配していた車のサイズも、実際に運転してみるとそれほど気にならず、問題なく運転できています。それ以上に、深雪路やザクザク路でも安心して走れる頼もしさ に感動しています。雪がたくさん積もった日には、ついつい乗りたくなってしまいますね。

一方で、乗り降りのしづらさが気になるポイントです。
現在のディフェンダーにはサイドステップが付いていないため、乗り込むのも降りるのも大変です。 バンやトラックのように、フロントピラーにアシストグリップがあれば、支えにできるのですが、残念ながら装備されていません。
次にディフェンダーを注文するときは、サイドステップは必須 ですね。
おわりに
結果として、ディフェンダーを選んで大正解でした。
これから、ディフェンダーでいろんなところへ遊びに行くのが楽しみです!ディフェンダーでおもしろい体験ができたら記事にしますので、また見に来てくださいね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

投稿者プロフィール

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ずっと運転練習中🔰
かっこよくポルシェを運転できるようになるのが目標です😊
詳しい自己紹介はこちら。
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