はじめに
こんにちは、sioriです。
車好きにとって、一度は憧れる「ガレージハウス」。
雨に濡れずに車に乗り降りできて、ちょっとした整備も気兼ねなくできる。そして、時間や天候に関わらず、自宅でいつでも車をゆっくりと眺められる。そんな夢のような生活を送ることのできるガレージハウスでの暮らし。
実は私はこれまでに2回、賃貸のガレージハウスに住んだ経験があります。
実際に住んでみると、気になる点や、ここはこうだったらいいな。と思うこともありました。
この記事では、私の実体験をもとに、ガレージハウスのメリット・デメリット、こだわりたいポイント、あると嬉しい設備、実際にどんな人がどんな車を停めているのか、などを紹介します。
これからガレージハウスを探す人や、いつかガレージハウスに住んでみたい!と思っている人の参考になれば嬉しいです。

ガレージハウスに住むメリット
- 愛車を眺めながら暮らせる
- セキュリティ面で安心
- 雨の日でも濡れずに車の乗り降りができる
- 整備・洗車・趣味の時間が身近なものに
愛車を眺めながら暮らせる
室内からガレージ内が見えるレイアウトの家では、ふとした瞬間に車が目に入ってきます。
朝起きて車が見える。夜寝る前に車が見える。それだけで気分が上がりますよね。
セキュリティ面で安心
ガレージがシャッター付きだと、盗難やイタズラのリスクが大きく減ります。
人感センサーライトや、防犯カメラを追加することで、より安心して車を保管することができます。
雨の日でも濡れずに車の乗り降りができる
室内とつながっているガレージだと、雨の日でも濡れる心配がありません。気を遣わずにドアの開閉もできて、傘を差す手間もゼロです。
買い物から帰ってきたときにそのまま荷物を運び込めますし、車に忘れ物を取りに行く時もストレスゼロです。
一度この動線に慣れてしまうと、屋外を経由するタイプのガレージには戻れないかもしれませんね。
整備・洗車・趣味の時間が身近なものに
ガレージ内に工具やパーツを置いておけるので、「今ちょっとやっておこうかな」と思った時にすぐ作業に取りかかれます。
夜にオイル交換したり、雨の日でもガレージの中で整備をしたり。途中で作業を中断したままにすることもできます。
コーティングなどで乾燥させる時間が必要な状況でも、屋内なので安心です。
ガレージ内に排水システムが整っていれば、洗車だってできちゃいます。

ガレージハウスに住むデメリット
- 家賃が割高になりやすい
- 音の問題
- においの問題
- 汚れの問題
家賃が割高になりやすい
ガレージ付きの物件は、やはりそれなりの家賃がかかります。
同じくらいの広さ・立地の賃貸相場と比べると、ガレージハウスは2~3万円ほど高かったです。
「車のためのスペースに毎月これだけ払うかどうか」については、しっかり考えておいた方が良いです。
音の問題
ガレージでエンジンをかけたり、工具を使ったりすると、どうしても音が響きます。自分は楽しくても、他の家族や近隣への配慮は欠かせません。
早朝や夜は、大きな音を立てないように気を付ける必要があります。
エンジン音は、音だけでなく振動も伝わってしまうので、できるだけ速やかにガレージに出し入れするようにしていましたね。
においの問題
外から帰ってきて、車をガレージに入れると、排気ガスのにおいがガレージ内にこもります。室内に通じるドアを閉めていても、どうしてもにおいが入ってきますので、気にする人は嫌かもしれませんね。
窓や換気扇などの換気設備は、絶対にあった方が良いです。
シャッターを少し開けておくのも一つの手ですが、虫が入ってくるのでおすすめできません。うちは野良猫ちゃんが入ってきてしまったことがあります。
汚れの問題
外を走っている車をガレージに入れるので、どうしても床に汚れが付きます。
普通の汚れなら問題ありませんが、たとえば車のオイルが漏れたり、メンテナンスの薬品や塗料などがこぼれてしまったり…。簡単に落とせない汚れを付けてしまっては大変です。
賃貸なら、なおさら注意が必要です。
ガレージハウスで満足度が上がるポイント
こんなガレージハウスだったら間違いなく満足度が上がるポイントを考えてみました。
- ガレージ内が見える窓
- ガレージの幅と高さに十分な余裕があること
- 電源とコンセントの数と位置
- 明るさを確保できる照明
- 換気設備
- 収納棚
- オーバースライドシャッター
ガレージ内が見える窓
「部屋から愛車が見える窓」は、間違いなくガレージハウスでの生活の満足度をぐっと上げてくれます。
私が以前住んでいたところでは、ガレージに入るドアがガラスだったので、その前を通るたびに車を眺めることができました。
車を見るだけで気分が上がりますし、ガレージへ行かなくても姿を確認できるので、安心感も得られます。
ガレージの幅と高さに十分な余裕があること
車を出し入れするだけでなく、ドアをしっかりと開けて乗り降りできるスペース、整備のために車の横で作業できるスペースは必要不可欠です。
ガレージ内に道具や工具、履き替え用のタイヤなどを置いていくと、すぐに収納スペースが足りなくなってしまいます。広ければ広いほど良いですね。
また、背の高い車(SUVやハイルーフの車)に乗っている場合は、天井高もしっかり確認してくださいね。
コンセントの数と位置
充電式工具、バッテリーの充電、照明、防犯カメラ、など常時差しっぱなしになる機器は多いので、コンセントの数も多いと使い勝手が良いです。
今までに住んだ2軒は、どちらも2個口のコンセントが1個だけでした。
壁面に複数のコンセントが設けられていると、タコ足配線だらけになることもなくて安全ですね。
明るさを確保できる照明
ダウンライトや間接照明を使って、かっこいい雰囲気を出したい場合でも、しっかりと明るく照らせる照明があると安心です。
ガレージ内で作業するとなると、普通の照明だけでは明るさが足りないと感じる場面が出てきます。
夜でもしっかり見える環境を整えておくと、作業効率も大きく変わりますよ。
換気設備
排気ガスや湿気、においなどを外に逃がすためには、しっかりした換気設備が不可欠です。
換気扇や、小窓があると良いですね。
収納棚
備え付けの収納棚があると最高です。
いつの間にか、どんどん物が増えて、すぐに収納スペースが足りなくなりがちなので、さらに収納棚を置けるくらいのスペースがあると安心です。
私の住んでいたところは、収納棚がほぼ無かったので、スチールラックを置いていました。
オーバースライドシャッター
ガレージのシャッターは、巻取り式のロールシャッターと、天井に沿ってスライドして開閉するオーバースライドシャッターとがあります。
オーバースライドシャッターは、開閉時の音が静かなので、早朝や夜の開閉にもあまり気を遣わなくて良いんです。開閉のスピードも速いので、せっかちさんにも良いですね。
こんな人におすすめ!ガレージハウスの向き・不向き
向いているのはこんな人!
- 車が生活の一部、もしくは中心にある人
- 愛車を眺めているのが好きな人
- DIYやメンテナンスが好きな人
- 車仲間と過ごすことが多い人
「ガレージにある車を見るだけで癒される」という方は間違いなく向いています。
ほかにも、ドライブ・整備・洗車など、車に関わる時間が多い方には、ガレージハウスはまさに理想の住まいだと思います。。車いじりやカスタムが趣味で、工具を揃えていたり、作業場所を求めている人にはぴったり。ガレージがあることで、やりたい作業をすぐ始められます。
また、自宅に人を招くのが苦手な人でも、ガレージなら気軽に人を呼べます。車仲間と集まって語り合ったり、一緒に作業をする場所としても重宝しますよ。
向いていないかもしれないのはこんな人
- 車にそこまで思い入れがない人
- 居住スペースの広さを重視する人
- 音やにおいに敏感な人
車が単なる移動手段であれば、ガレージにスペースやコストをかけるメリットは感じづらいかもしれません。
賃貸のガレージハウスは割高なので、同じ家賃でもガレージが無ければ、もっと広い物件に住むことができます。
また、騒音、においに対する問題もあるので、家族の誰かがストレスを感じる場面があるかもしれませんね。
実際のガレージハウスの住人はどんな人?どんな車?
今まで住んできた2軒のガレージハウスに居住していた人たちの特徴と車、ガレージ内の様子は、こんな感じでした。
- 20代独身男性(+犬):国産乗用車
- 20代独身女性:国産乗用車
- 30代の男性(+犬):仕事のための工具置き場
- 40代男性(+鳥):軽自動車
- 新婚夫婦:軽自動車とスクーター、休日はガレージ内でBBQ
- 40代夫婦(+猫):バイク2台、物置として使用
- 40代くらい男性:業務用の冷蔵庫が複数台
- 事務所として利用している男性:ハイエース
意外とガレージの中には、スポーツカーや高級車は入っておらず、車すら入っていないところもあるという事実にびっくりです。
私の住んでいたガレージハウスの隣人たちは、車に興味が無さそうな人たちばかりでしたが、友達が住んでいるガレージハウスには車好きの人たちが住んでいるそうですよ。
家賃は割高なのに、空室が出てもすぐに次の住人が決まるので、人気が高いのは間違いありません。ガレージハウスの利便性や安全性という点で選ばれるのでしょう。ガレージハウスはペット可のところが多いので、そういった理由で人気なのかもしれないですね。
新しい住人が引っ越してくるたびに「どんな人が来るんだろう」ではなく、「どんな車が来るんだろう」とわくわく妄想していますが、いつもちょっと残念な気持ちになってしまいます。

おわりに
ガレージハウスに住むと、毎日の暮らしの中に自然と「車と過ごす時間」が組み込まれます。車をただ所有するだけでなく、共に暮らすという感覚ですね。
ガレージハウスに住んでみたい人、ガレージハウスを建てるんだという人に、この記事が参考になったら嬉しいです。
それでは、最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
投稿者プロフィール

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ずっと運転練習中🔰
かっこよくポルシェを運転できるようになるのが目標です😊
詳しい自己紹介はこちら。
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